
私は専業の投資家。
データを分析する際に必須なのがマイクロソフトの表計算ソフトExcel。
そしてルーチンとして行う作業を効率化するのがマクロ。

ワークシート上に作成済みマクロの実行ボタンを置けばクリックするだけで実行してくれるから超楽チン

しかし困ったことになりました。
楽天証券のRSSリンクコードを貼っているExcelファイルでマクロを実質的に使えなくなってしまったのです…
因みに私が利用しているのは買い切り版のExcel2016。
現在の最新版は2021。
事の発端は先日降ってきたExcelの更新。
リボンの下に更新があるからインストールしてほしい旨の表示がされたので実行。
しかしその日以降、楽天証券の旧型マーケットスピードのRSS、新型マーケットスピードⅡのRSSのどちらだとしてもリンクコードを貼ってあるExcelファイルを開く⇒リボン下に表示される「詳細表示」or「コンテンツの有効化」をクリックするとExcel自体がフリーズ…
右端の×をクリックして上記表示を消す⇒マクロを実行しようとしても「マクロが無効になっている旨」が表示されマクロを実行できず…
RSSのリンクコードを貼っていないExcelファイルなら大丈夫なんだけど…

困りました…
そこでExcelのファイル⇒オプション⇒トラストセンター(旧セキュリティセンター)⇒トラストセンターの設定⇒マクロの設定と進みます。
そこに現れたのはマクロを無効にする三つの設定と全面的に有効にする設定の計四つの選択肢。
RSSリンクコードを貼ってあるファイルを開く際にコンテンツを無効にしている以上、そのファイルのマクロを有効にするには全面的にマクロを有効にするしかない。
しかし有効にしている時に誤って怪しいExcelファイルを開いてしまったら、どんな悪影響があるかわからないので有効化しにくい…

悩ましい…
しかし気付いてしまいました。
私は一つのプロダクトキーを使い二台のPCにExcelをインストールしているのですが、もう一台のPCでは今まで通りRSSリンク付きファイルでもマクロを実行可能。
二台のExcelはバージョンもビルド番号も同じ。
但し違っているのはビット。
64ビット版ではマクロを実行できないのに32ビット版では実行可能なのでした。

違うビット版をインストールしてたみたい…
64ビット版では32ビット版よりも多くのメモリにアクセス可能。
そのため大きなファイルや複雑な計算を多用する場合等で使い勝手がよくなります。
一方で同じExcelでも32ビット版と64ビット版では一部互換性の無いVBAコードがあるなどいくつか違いがあります。
今までは32ビット版・64ビット版の両方で使えていたVBAコードの一部が今般のExcelの更新で利用不可になったのかも…
両バージョンの違いについてのMSによる説明サイトはこちら。

それとも更新後のExcel2016の64ビット版と楽天RSSの相性が悪いのかな…
とりあえずもう一台のPCの32ビット版を使えばマクロを利用できるので急場は凌げます。
しかしどうしても二台ともでマクロを利用しなくてはならなくなったら、64ビット版を一旦アンインストール⇒32ビット版を再インストールしようかな…
