
いよいよ今月から多くの新電力で燃料費調整単価の上限が撤廃されます。
我が家のauでんきもそう。
電気代の仕組みは下記投稿をご参照。

上記記事を書いていた時は、
「まあ何とかなるかな?」
「UQモバイルの自宅セット割が複数回線分あるし」
と、たかをくくっていました。
しかし結構ヤバそう…

どういうこと?
前記投稿の通り上限が撤廃⇒仮に10月分が適用されてもまあ大丈夫。
しかし気付きました。
燃料費調整単価は過去3~5か月前の貿易統計の実績に基づいて変動すると。
中部電力のサイトにわかりやすいイメージ図が掲載されています。
例えば10月の単価は5~7月の3か月間の実績に基づきます。
その後も為替と燃料価格に基づく燃料輸入価格が上昇基調⇒今後も燃料費調整単価は上昇基調…

気付くの遅くない?
上限撤廃とはその名の通り上限が無いのに…
調べていると今後の燃料費調整単価見込みがわかりやすいサイトを見つけました。
新電力ネットという電力企業のサイトです。
このサイトの燃料費調整単価の推移というページには、一般家庭で使用する低圧の燃料費調整単価に関してもグラフと推移表が掲載されています。
もちろん全ての電力管内を網羅。

凄くわかりやすい
それにしても12月にかけて沖縄電力管内・中部電力管内単価の上がり方がかなりヤバい…
ちなみに私が利用する東京電力管内の現在の燃料費調整単価上限は5.13円。
しかし実際には9月が6.5円で既に上限超え(上限が設定されている電力会社と契約していれば上限の5.13円が適用)。
その後も10月が8.07円。
新電力の多くで上限が撤廃され、算出された燃料費調整単価がそのまま適用され始める11月が9.72円、12月に至っては11.92円…
寒さが増すことで電力使用量が増えるのに加えてダブルパンチ…

350kWhを使用するとして、上限撤廃による12月の負担増は350×(11.92-5.13)で税抜2,376円にもなる…
UQの自宅セット割の恩恵は既に吹っ飛んでるよ…
今月に入りドル円相場は一旦急落したものの、北半球の燃料需要期を迎え更にはウクライナ情勢が先行き不透明な中では資源価格が早期に下落トレンド入りするとは見込みにくい…
東京電力管内の燃料費調整単価が上限を超えた9月分を算出するのは4~6月における3か月間の為替と資源価格。
この時期よりも低い水準へ早期に下落&維持する局面はなかなか見通しにくい…
ということで前回投稿時のスタンスを一変、燃料費調整単価に上限のある東京電力の従量電灯Bへ変更しました。

時には変わり身の速さも重要
東京電力の場合、旧プランの従量電灯Bにするためにはネット経由ではなく電話での申し込みが必須。
問い合わせ先は東京電力EPのカスタマーサイトをご参照。

問い合わせが集中しているようでなかなかつながらない…
通常は現在契約している電力の顧客番号や供給地点特定番号等が必要。
尤もauでんきの場合はauでんきに届け出済みの電話番号と住所・名前だけでo.k.でした。
なお11/15に電話で契約変更⇒切替日は12/10の予定。

次回切替日に間に合ってよかった!
今後為替や資源価格が落ち着けば逆に新電力の方が再度安くなるかもしれません。
しかしその時はその時でまた考えます。
ちょっと節操ないけど…
その前に東電のそもそもの基本料金や電気単価・燃料費調整単価上限が変更されそうですが…

他電力に続き東電も値上げ申請予定って報道されてるし…
なおauでんき⇒東電に変更したことでUQモバイルの自宅セット割は適用されないことに…
また別の節約術を検討中です。
