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IPO初値売り投資法は儲からなくなる?~低いIPO公開価格は独禁法違反の恐れ

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私が力を入れているのがIPO初値売り投資。
IPOとは株式公開のこと。
これまでは公開価格が上場時の初値よりも安いことが多かったため、公開価格で株式を手に入れ公開(上場)時に初値で売ることで結構な儲けを得てきました。

IPO株は争奪戦になるからなかなか手に入らないよ

対面式大手証券会社に多くの預かり資産を置いたり多額の手数料を落とす優良顧客に優先的に配分されるため、私をはじめとする弱小投資家は抽選申込を利用することに。

これがまたなかなか当たらない…

2021年のIPO投資は2本当選し70万円程の儲け
2021年のIPO投資は当選2件、儲けは合わせて70万円余り。当選したのがグッドネームだったので2件の割には儲けもそこそこ。但しSBI証券などの主幹事常連証券会社はかすりもせず。IPOチャレンジポイントも積み上がってきた。

そんな中、気になるニュースを目にしました。
「そもそもの公開価格が低過ぎるのでは?」というもの。
Bloombergロイターをはじめとして複数の通信社が報じています。
低過ぎる公開価格は独占禁止法違反の恐れもあるというおどろおどろしいモノ…
元になった公正取引委員会の見解がこちら

趣旨は以下の通り。
新規に上場する企業の公開時株価に関しては既上場銘柄と比較し情報が少ないため、一定のディスカウントが見られるのはよくあること。
しかし日本の場合はその乖離が他国と違い大き過ぎる

僕も最高で一発100万円超の初値売り利益を得たこともあるけど…

公開価格が本来の(もっと高い)価格となれば、上場企業は上場時により多くの額を調達できる。
公開前から既に株式を保有していて売り出す大株主もより多くの売却益を手に入れられる。
公開価格と初値の乖離が大きい現状では、公開価格で株式を手に入れた投資家が多くの利益を手に入れることになり不健全。

そんなこと言われてもね…
そもそも儲かるから多くの人がIPOに群がる一方、注目度が下がれば需要減⇒公開価格低迷にも成りかねないよ

投資家を軽視(敵対視)する岸田政権の代弁者?

昨年11月に新しい資本主義実現会議が決定した「緊急提言~未来を切り拓く『新しい資本主義』とその起動に向けて」においても同趣旨の指摘がなれています。

ホントに新しい資本主義なんて余計なことを…
岸田政権に対する公取委の忖度だよ…
忖度する際の役所は仕事が滅法早いね…

公取委に独禁法違反の恐れがあると指摘されれば、通常は企業は蛇に睨まれた蛙状態。
恐らくは今後IPOの引き受けをする証券会社は公開価格をこれまでよりも高く(割高に)設定する傾向になるでしょう。

投資家サイドの儲けが減ったり公募割れが増えるかも

公開価格がこれまでよりも割高になるうえ、現在はIPOマーケットをより反映するマザーズ市場が壊滅状態といえるような惨状…
昨年末、記録的な上場ラッシュの中で初値の公募割れ続出になったのも記憶に新しいところ…

IPOマーケットは少しのショックやセンチ悪化でも地合いが一気に悪化するしね

今後は以前のようにIPO株の抽選に当選すればほぼ儲かるといった投資法は廃れていくのかも…

これまで以上に抽選申込時の銘柄(企業)見極め力が試されるね