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トヨタ純正シートクッションで高齢者のアクセル・ブレーキ踏み間違いを防ぐ

cushion

2019年春に東京池袋で発生した高齢者によるとても痛ましい暴走交通事故は記憶に新しいところ。
しかしそれ以外にも普段からかなり報道される高齢者が引き起こす交通事故。
私の親も後期高齢者世代ですし他人事ではありません…

加害者になってもとても不幸になる…

歳を重なるにつれどうしても肉体的に衰えるので、親には出来ればもう運転は止めて欲しい。
でも田舎では車がないと生活が相当不便になるのが悩ましいところ…

タクシーを使ってと言っているのだけど…
維持費を考えればそんなに負担増ではないし…

どうしても運転しなくてはならないのなら、安全装備がついた車を運転するのも手。
自動ブレーキや誤発進防止装置など。

そうした中、先日面白い記事を見つけました。
ベストカーという自動車雑誌の記事
それがシートクッションでペダルの踏み間違いを防ぐというもの。

クッションで事故を防ぐ?
どういうこと?

高齢者になるとどうしても筋肉量が減少してきます。
これはどうしようもないこと。
内ももにある長内転筋(ちょうないてんきん)という筋肉も同様。

この長内転筋が衰えてくると股の関節が開きやすくなる⇒膝が開きやすくなる⇒足先が開きやすくなる。
すると普段置いている足の位置が自分の意識よりも外側に。
緊急時にそのまま足を上げて自分ではブレーキを踏んでいるつもりでも、実はもっと右側すなわちアクセルを踏んでしまう、もしくはブレーキを踏み外してしまうというもの。

自分の意識と実際の右足の位置が違うんだね
だから自分ではブレーキを踏んでいると錯覚するんだ…

原因が肉体の衰えにある以上、完全に防ぐには体(長内転筋等)を鍛え上げるしかありません。
しかし凡人には厳しい…

ということで世界のトヨタが立ち上がりました。
トヨタが純正品としてディーラーで解決品を販売しているのです。
それが安心ドライブサポートクッション
足が開いてしまうなら開かないようにすればいいとの発想です。

それはそうだけど…
どうするの?

シート座面に左右の端が盛り上がったクッションカバーを上から被せるだけ。
要は左右の盛り上がりが太ももを両外側から内側に押さえて物理的に開きにくくするというもの。
発想・構造は極めて単純ですがそこは世界のトヨタ、十分理にかなっています。
後付けでシートをスポーツカーのバケットシートに近づけるようなもの。

クッションを踏み間違い防止に活用するとの発想が面白い

発想や構造が簡単なので色々な業者から発売されているのかもしれません。
しかし世界のトヨタが純正品としてディーラーで販売している以上、当然ながら製品に安心感があります。
素材の違いにより値段は6,160円と4,290円。
ちょっと高い気もしますがトヨタ純正品と考えれば相当。
この金額で少しはペダルの踏み間違いが減るのなら安いもの。

運転中の疲労軽減や車酔い防止にもいいみたい

記事によれはディーラーによっては入荷に時間がかかるとのことなので早速親に電話。
親が定期点検時に営業マンに相談したところ、その営業マンというかディーラーでは今まで注文はゼロ。
営業マンも自分のスマホでトヨタのサイトにアクセスし初めて知ったようです…

僕の田舎では全く話題になっていないみたい…

製品を取り寄せてさあ装着となったら工賃請求されたらしい
シートに被せるだけなのにトヨタもセコイというかがめつい…

私の親は結局自分で装着したと言っていました。
超簡単らしいです。
なお実際の効果のほどは何となく外側から押されている感がある程度みたい…

無意識の内に効果があれば最高!
あまり強く押さえつけられても辛いし…