私が日頃利用している銀行はメガバンク1行、ネット銀行数行、そしてゆうちょ銀行。
メガバンクは会社員時代からの流れで継続保有も、普通預金金利が0.001%なので積極的には使いたくない…
野村や大和など大手対面式証券への入金のため入出金はそこそこありますけど。

大手証券への即時ネット入金はネット銀行にほぼ対応していないからね
普段使いするのはネット銀行。
条件を満たせば税引前普通預金金利がそれぞれ楽天銀行は0.10%、GMOあおぞらネット銀行は0.11%と破格なので。
尤もペイオフはいつも頭の片隅にあり、置き過ぎないように気をつけています。

世の中、何が起きるかわからないからね。
最後にゆうちょ銀行。
ゆうちょ銀行は2007年に民営化されており、口座残高に移動が無い場合や定額貯金の満期時期等により貯金が国に没収されるケースがあり要注意…

普通預金(貯金)金利は0.001%と寂しい…
しかし口座の保有目的はズバリ災害時対策。

どういうこと?
東日本大震災の様な大規模災害時や近年多発する豪雨時などは着の身着のまま避難するケースが多い事でしょう。
本来は非常持ち出し袋を用意すべきなのでしょうが、用意していなかったり用意していても持ち出せないこともあると思います。

命からがら逃げることもあるだろうし
無事に避難して一段落すると必要になるのがお金。
財布を持ち出せなかったり失くした場合、現金はもちろんクレジットカードやキャッシュカード・通帳・印鑑も手元になし。
実はそういった非常時でも、本人確認が出来れば金融機関は窓口での現金引き出しに対応してくれます。
これは災害救助法が適用された際、財務省・日銀が各金融機関に行う要請に基づく措置。
引き出し限度額はゆうちょが一日20万円。
他の金融機関は10万円程度が多いようです。

当座の分は何とかなるね
有難い
しかし預貯金の引き出しが可能なのは金融機関の店舗窓口のみ。
メガバンクは近年店舗数を大幅に減らしており、且つそういった非常時にはとてつもない人数の預金者が集まるでしょうからなかなか引き出せないことも。
しかしゆうちょなら特定郵便局を含めれば日本全国どこにでもとても多くの店舗があり、そして何より人口がそう多くない山間部等にもあります。

居住地と違う場所に避難しても大丈夫
そのため私は金利は無視してでもとりあえず20万円をゆうちょ銀行に置いています。
引き出しには原則本人確認資料が必要ですが、ゆうちょ側で確認できればそういった資料が無くても対応してくれる場合もあります。
一方で厄介なのがネット銀行。
店舗が無いので現金を引き出しできず…

そうだった…
ネット銀行によっては本人確認が出来れば電話で店舗のある別の金融機関への振込受付をしてくれますが、
①被災した物凄い数の利用者が電話するのでそもそも繋がらない
②キャッシュカード等が無ければ振込先銀行の口座番号もわからない
等により、実際は直ぐには預金を引き出せないのではないでしょうか…
郵便局設置のATMやファミマのATMならば土日祝・夜間を問わず手数料無料で現金を引き出せますし、ゆうちょ銀行は結構いいですよ。