線虫を使い尿だけでがん罹患リスクを判定
がんの検査を受ける場合、胃カメラや大腸カメラなどの内視鏡を使い苦痛を伴ったり、レントゲン・CTなどでは被爆リスクもあります。
しかし最近画期的な検査方法が登場しました。
それが僅かな尿を提供するだけの検査方法。
線虫という小さいミミズのような虫が尿の匂いを嗅ぎ分けることでがん罹患リスクを判定するというもの。
開発したのはバイオベンチャーの(株)HIROTSUバイオサイエンス。
N-NOSEというサービス。
サービスの詳細は下記投稿群をご参照。


がんリスク検出されずもやや消化不良
がんリスクは検出されず
通常は検体提出後6週間ほどで結果を受領。
尤も今回は年末年始を挟んだので2か月弱かかりました。
郵便で封筒を受け取りドキドキしながら開封すると結果は「がんリスクは検出されず」。

ふーっと力が抜けた…
毎年健康診断を受け、時々引っ掛かるとその度に内視鏡検査を受けてきたかいがありました…
幸いなことにピロリ菌もいません。
やや説明不足の結果報告書
但し受け取った結果報告書が何となく気になります。
リスクの度合いを示すバーはリスクが低い方から青⇒黄⇒ピンク。
但し私の場合は星印のある場所が前掲写真の通り同じ青でも一番右端。

今にも黄色ゾーンに突入しそう…
送られてきたのは結果報告書の紙1枚のみで見方についての説明はなし。
N-NOSEのサイトを探しても見つからず…

こういうところが新興ベンチャーらしい?
わからないことは聞くに限ります。
結果報告書最下部に記載された電話番号にTEL。
0570ナビダイヤルで通話料が超高額なので、3分8円でかけられる050プラスからかけます。

担当者によると、やはり同じ青ゾーンでも星印が右に行くほど(黄色ゾーンに近いほど)がんリスクが高いとのこと。
正に私のこと…
但し星印が左端に近いところに表示される例はほぼ無く、青ゾーンの右端に表示されるケースがとても多いとの説明も受けました。

慰めてくれた?
このN-NOSE検査はあくまでもがん罹患リスクを表したもの。
そのため青ゾーンだから必ずしも安全とは限らず、逆にピンクゾーンだから必ずがんに罹患しているともいえず。
尤もサイト上の説明では直近での判定実績は86.3%とのことなので相応に信じられる結果かな?

毎年受けようかな?
残念なのは例え黄色ゾーンやピンクゾーンに星印がプロットされがんリスクが高いと判定されても、どの部位なのかは結果報告書に記載されないらしいこと。
私の他にもこのN-NOSEを受け、且つがんリスクが高いと判定されたひとのブログを拝見したところそのように記述されていました。

どの部位かがホントに重要なのに…
なお当初東京と福岡のみだった検体提出場所ですが、大阪に続き他の都市でも可能になってきています。
100%に限りなく近いとはいきませんが相応に精度は高く早期発見が難しい胆管がん・すい臓がんなどにも対応、しかも痛みや被爆リスクを伴わず1万円程という安価な検査は素晴らしいと考えます。
あとはいくら診断ではなくリスク判定だとしても、がんリスクの高い部位表記をしてくれれば大満足。