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損失限定型投信アムンディあんしんスイッチはもはや強制償還を待つだけ

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6/24付で「長期的な成長のための回復への道のり」と題した臨時レポートが出ています。
しかしどうやっても苦しい…
経験豊富な運用チームが相場の大底で投げてそのまま…

CAへの保証料を含め年率1.2%を超えるコストを払い続ける価値はあるのか…
6/30現在でも1,100億円以上の純資産があり販売3社は黙っていても年間7億円以上の信託報酬を得られるので、解約せずに黙って保有し続けてほしいのでしょうけど…

アムンディのあんしんスイッチ

久し振りに目にした「あんしんスイッチ」

6/15に発売された週刊ダイヤモンドをドコモのdマガジンで読んでいた時のこと。
dマガジンはちょっとした裏技を使うとAmazonのFireタブレットでも読むことが可能。
自己責任ですけど。

アマゾンFire HD 10でドコモのdマガジンを見られるようにする方法
dマガジン用に使ってきた古いandroidタブレットが不調。そこでアマゾンFireHD10を活用。dマガジンアプリはそのままではインストール不能も、他端末を活用しApk化してバックアップしたデータをクラウド経由移すことで可能に。

超久し振りにとある投信名を目にしました。
それがSMBC・アムンディ プロテクト&スイッチ
通称あんしんスイッチです。
当ブログでもこのファンドが登場した2年ほど前に取り上げています。

アムンディのあんしんスイッチは強制償還条項・トレール付きバランスファンド
三井住友FGと野村証券が販売するアムンディの投信の一面広告が新聞に掲載された。トレール機能を付けたことは面白いも、強制換金価格にクレディアグリコルの保証を付ける理由に乏しいし、流動性の低い投資対象に投資する可能性は問題。既存商品で対応可能。

特徴は、
投資する各資産比率をアムンディが機動的に変更するバランスファンド
予め設定したトリガー価格を割り込まないように運営
クレディアグリコル(アムンディ親会社、以下CA)がトリガー価格を保証
基準価格上昇に伴いトリガー価格が段階的に上昇
一旦上昇したトリガー価格は下げない
といった商品。

リスク資産相場上昇の恩恵は受けるが、相場が荒れているときはその比率を抑えて保守的に運用。
予め設定した以上の損失は被らない商品です。
詳細は上記投稿をご参照。

大幅な損を嫌う人用?

基準価格がトリガー価格至近に張り付き

前記ダイヤモンド誌で紹介されていたのは、当初から設定されていたトリガー価格(商品上の名称はプロテクトライン)の9,000円に近いレベルに基準価格が張り付いていること。

以前投稿したこともある商品なので気になって基準価格を調べると6/12現在で9,144円。
確かに9,000円に超接近…
それも3月半ば過ぎ以降9,000円に近い水準に張り付いてる…

ちなみに今年に入ってからの基準価格とTOPIXの推移が下記グラフ。

anshinchart

3月半ば過ぎにかけ世界中の株式相場は暴落しその後急速に戻す展開。
しかしあんしんスイッチの基準価格は超低水準に張り付いたままピクリともしていない(漸減)…

あんしんスイッチ基準価格が早急に戻る可能性は極めて低い

相場の戻りに付いていけなかった理由

前記の通り、TOPIXをはじめ世界的に株式相場は3月半ば過ぎを底に急速に戻りを試す展開。
一方であんしんスイッチが戻らない理由はただ一つ。
それは相場の底でリスク性資産組み入れ比率をほぼゼロにしたから…

大底で投げ切ったの?

商品の性質上、リスクが高まれば株式などのリスク性資産の比率を落とします。
しかし今回の暴落はそのスピードがあまりにも速く、そして回復もあまりにも速かった…

基準価格の高値は各国株式市場が高値圏の2/20で10,231円。
そこから僅か1か月で株式相場は暴落し、その過程であんしんスイッチはリスク性資産を徐々に売却。
臨時リポートによれば3/17には株式への割り振りがゼロに。

皮肉にもほぼ相場の底…

3/30には短期金融資産の割合が95%まで上昇。
しかし既に世界的に株式相場は底を打ち、戻り局面の初期段階入り…
相場の底にかけて株式を売ったまま買い戻さなかったため、その後の戻り局面の恩恵を全く受けていない…

ある意味で運も悪かったのでしょう。
しかしそれも相場。
総悲観で投げ切るからこそ相場が底を打つのですし…

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基準価格の早急な戻りは期待できず

悲しいのは基準価格が急落したうえ、今後も急速な戻しが期待薄なこと。
直近リポートによると、5月末の組み入れ比率は株式0%・米国債券3.5%・短期金融資産96.5%。
6月に入ってからの基準価格の動きをみるとほぼ横ばいなので、引き続き株式比率はゼロでしょう。

今後は様子を見ながら株式・債券比率を高めるようです。
しかし相場が調整すれば、回復どころか更に基準価格が下落しトリガーの9,000円に近づく可能性も…

どうにもならない状態…

信託報酬等の費用が重荷でジリ貧

腹立たしいのは投信である以上、運用成績が不調でも信託報酬やその他費用を負担しなくてはならないこと。
信託報酬等の費用負担までもが基準価格を圧迫中…

踏んだり蹴ったりだ…

投資信託はその他費用にも注目~投信保有コストは信託報酬だけで判断しない
投信保有に際し負担するコストは信託報酬だけではない。実際は投信が売買する手数料や税金・監査費用なども負担する。目論見書や申込メモに数値は記載されないので、過去の運用報告書を参考にして推計するしかない。

ちなみにあんしんスイッチは円建短期金融資産の割合が大きくなったとして4/1付で信託報酬を引き下げ。
税込1.243%⇒税込0.957%です。

少しでも引き下げは嬉しい!

とはいえ引き下げられた後でも年率約1%の負担。
一方で円建短期金融資産はマイナス金利。
運用がマイナスのうえで手数料まで負担…

米債は残存10年でも利回りは1%にも程遠いうえ、ノーヘッジで円高に振れれば為替差損が発生。
為替ヘッジをしても結局円建資産の利回りに回帰するのでほぼ0%以下。

ホントにどうにもならない…

あんしんスイッチ保有者はどうするべきか?

ではあんしんスイッチの保有者はどうしたらいいのか?
私なら即刻換金!

相場観として今後も株式相場に強気であれば、株式組み入れ比率ゼロ%のあんしんスイッチでは戻りを全く享受できないから。
また相場に弱気で円建短期金融資産を保有したければ銀行預金で十分。
あんしんスイッチのままでは約1%の信託報酬で目減りするだけですから。
銀行預金なら超僅かですが利息が付きますし、個人向け国債でもいいでしょう。

その手もあったか!

いずれにしても資産の殆どをマイナス金利の円建短期金融資産で保有し、約1%もの信託報酬負担で目減りするのを待つだけのあんしんスイッチを保有し続けるメリットは乏しい。
実は信託報酬やその他費用の他に保証料として年率0.22%の負担もありますし…

負担する総費用は信託報酬0.957%+保証料0.22%+その他費用の実費

ちなみに信託報酬を引き下げた4/1の基準価格は9,169円。
6/12は9,144円。
僅かですが確実に下落中…
3/26以降、ずーっと9,100円台で低空飛行…

強制償還の可能性もあり

なお基準価格がトリガー価格の9,000円にタッチすると強制償還されます。
CAが保証しているので、CAが潰れない限り9,000円を割り込むことは無し。
しかしこのまま費用負担がボディーブローのように効き、9,000円まで下がるのを待つだけというのも…

6/12現在の純資産額は1,200億円弱。
この商品を売り込んだSMBC日興証券・三井住友銀行・野村證券はどうするのだろう?
得意の乗り換え営業をするのだろうか…

今のままでも販売3社は年率0.65%の信託報酬を受け取り続ける…

3月半ば過ぎの暴落水準でも損失率は10%ほど。
この点では損失限定ファンドの面目躍如。
しかしその後の戻りが早過ぎたことが誤算でした…

好き放題に書いてしまい、関係者の方々申し訳ありませんでした。