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【松井証券と楽天証券で完全無料】1件100万円以上の日計りデイトレード信用取引

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ネット証券が手数料の値下げ合戦

今年夏にマネックス証券が仕掛けた米株取引最低手数料の引き下げ合戦は、結局最低手数料が0円になるまで継続。

12/2にはauカブコム証券が国内株の信用取引手数料を完全に0円とすると発表。
但し同時にauカブコム証券は信用買い金利・信用売り貸株料を引き上げ。
それもかなりの水準
その結果、手数料を無料化するというヘッドラインインパクトも霞んでしまう…

無料化で飛びつくのはちょっと待って!

ちなみに12/4にDMM.証券は米株の取引手数料を完全無料化すると発表。
尤もこちらも残念な仕様がありました。
ワンタップバイのように必ず円貨決済(為替手数料は片道25銭)になることに加え、配当金を受け取る際の為替手数料が1ドルあたり1円も取られることが判明。
高配当株への投資はかなり不利…
配当を再投資する場合は再度円投の25銭も必要になる…
こちらも安易に飛びつくのはちょっと…

為替で儲けるビジネスモデルだね

しかし他社が動くきっかけにはなります。
マネックス証券・SBI証券・楽天証券が米株ETFの購入手数料をそれぞれ9本ずつ無料化。
投信購入手数料も各社無料化。

そもそも人からリスク説明を受けないネット証券で投信の販売手数料を取るのは違和感あるけどね

チキンレースは続きます。

100万円以上の一日信用はその他費用も含めて完全無料に

国内株取引手数料も引き下げ合戦

そして本丸の国内株売買手数料。
まずは松井証券が現物・信用取引手数料を1日50万円分までの約定で無料化(12/23から)。
すると予想された通りSBI証券・楽天証券・岡三オンライン証券が追随。
いずれも一日の約定代金を合算するボックスコースです。

これによりネット証券を経由した国内株売買は、現物取引・信用取引に関わらず一日50万円まで売買手数料0円が普通になってしまいました。

嬉しいけどネット証券の経営状況が心配

実はSMBC日興証券は以前から約定金額無制限で信用取引手数料が無料なんだよ

【SMBC日興証券】現物取引派・優待派も信用取引を活用し売買手数料無料
SMBC日興証券のダイレクトコースでは、信用取引手数料が誰でも無条件でゼロ円。信用金利・貸株料がかかるも、その負担は極僅か。そこで現物取引派の人も敢えて信用取引と現引・現渡を活用すれば、極僅かの費用負担で売買が可能。

デイトレ仕様の一日信用では金利等も含め完全無料化も

50万円までの現物株取引なら確かに完全無料ですが、実は信用取引の場合は違います。
信用買いなら金利、信用売りなら貸株料が課せられるため。

信用取引は完全無料ではないんだよ…

しかし同じ信用取引でもポジションを翌日に持ち越さず、その日の内に反対売買をして決済してしまう商品もあります。
松井証券では一日信用、SBI証券なら日計り信用と呼ばれるサービス。
その日の内に閉じるので一撃で致命的な損失を計上しにくく、株式先物を含め私もこうした日計りデイトレードをメインに取引しています。

致命的でなくても負けが続けば退場だけどね

実は松井証券の一日信用では以前から取引手数料が完全無料、且つ一回あたり300万円以上の新規約定なら金利や貸株料までもが無料でした。
300万円以上で新規約定すれば返済は小口化しても無料。
そして12/23取引分から金利と貸株料無料のバーが、一回あたり100万円以上の新規約定分に引き下げられたのです。
しかも100万円未満にかかる金利・貸株料率も2.0%⇒1.8%に引き下げ、現引き・現渡手数料も無料化。

やったー!
売り決済をしそびれたら現引きすればいいよね!

すっかり忘れていたのですが、12/24の朝にバッチ後の損益明細を見て思い出しました…

なおこの松井証券の動きに対抗し、楽天証券は同日の12/23約定分から同レベルに対抗値下げを実施済み。
SBI証券はやや遅れて2020年1月中旬に同レベルに対抗引き下げすると公表済み。

追随せざるを得ないよね…

国内株の現物・信用取引、投信、米株取引など全てにおいてネット証券の収益基盤がどんどん脆くなり、チキンレースの度合いが加速中。
各社投信保有に伴うポイント還元廃止など、サービス改悪に追い込まれなければいいのですけど…
脱落する企業が出現⇒寡占化進行⇒サービス悪化が怖い…