SBI証券のポイントサービスがTポイントになった
これまでSBI証券で取引をすると、SBIグループのポイントであるSBIポイントが貯まってきました。
例えば現物株式を売買をすると手数料の1.1%が還元されたり、投信を保有すると投信マイレージとして還元されたり。

貰えるものは何でも貰うよ
しかし今年の夏に制度が変更されました。
SBIポイントに換えてTポイントが導入されたのです。
現在はその移行期にあり、手続きをすれば得られるポイントがTポイントに変わります。
注意が必要なのはSBIポイントの付与が年内で終了することと、Tポイントを貰うには移行手続きが必須なこと。
Tポイントへの移行手続きをしなければ、来年以降一切のポイントを貰えなくなります。
詳細はSBI証券のサイトSBI証券のサイトをご参照。

早めに手続きしようね
またSBI証券の取引で得られるTポイントを使い投信を買えるようになりました。
楽天証券で楽天SPを使い投信を買えるのと同じサービスですね。
更に嬉しいのが、既に保有しているTポイントカードのTポイントでも投信を買えること。
楽天証券と違い他ポイントサービスから移行したTポイントでも投信を買えるのも凄い!

これはいいね!
しかし注意点があります。
それは既に保有しているTポイントカードのTポイントをSBI証券で使うには連携手続きが必要なこと。
その際に承認する許諾条件にはSBI証券からTポイントを主宰するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)に、様々な個人情報が提供される内容が含まれているのです。
例えば取引した銘柄・数量・単価などに加えてSBI証券の口座開設日なども…

情報流し過ぎじゃない?
お金・資産に関する情報を流すのはね…
尤も既保有Tポイントカードと連携しなくても、SBI証券との取引で得たTポイントを使いSBI証券で投信を買うことは可能。
そのため、私は既保有Tポイントカードとは連携せずにSBIポイント⇒Tポイントへの変更のみ手続きしました。

SBIポイントは何をするにも500ポイント必要
SBIポイントは商品等に交換するハードルが高い
前記の通り、年内にSBI証券の取引でSBIポイントは貰えなくなります。
SBIポイントを貯めるにはSBIグループが運営するモール利用でも可能なものの、あえて使う人は少ないでしょう。
となるとSBIポイントを更に貯めるのは困難に…

来年以降はほぼ貯めるのが難しくなるね
更に問題なのが、貯めたSBIポイントを電子マネーやマイルなどに交換する最低ポイントのハードルが結構高いこと。
例えばTポイントやnanacoは500SBIポイント、ANAマイルへは700SBIポイントなど。
現金への交換に至っては、
①住信SBIネット銀行を指定
②SBIソーシャルレンディングとID連携
のうえで5,000SBIポイント必要…

500SBIポイント無い人のポイントは捨てることになるの?
被災地などへの募金なら1SBIポイントから可能
前記の通り電子マネーなど自分のために使うには最低でも500SBIポイントが必要。
しかし1SBIポイントから使える方法があります。
それが募金!
近年日本では大規模な自然災害が多発しています。
そうした被災地への募金(寄付)なら1SBIポイントから可能。
Gポイントなど他のポイントサービスと同様に、1円相当となる1SBIポイントから募金が可能なのです。
例えばSBIポイントでは、今年発生した災害だけでも8月の大雨や台風15号・19号の被災地への募金などを取り扱っています。

被災者の方たちは本当にお気の毒…
もちろん500ポイントに届かない端数分だけでなく、もっと多額の募金が可能ならばそれはそれで素晴らしいことです。
それでも、そのままでは最低利用額に届かず失効してしまうポイントでも募金なら有効利用が可能。
SBI証券の口座保有者であれば、一度ポイント残高を確認してみてはいかがでしょうか?