SBI証券のiDeCoに加入中
私はWebサイト運営業を営む個人事業主。
とはいえ今年3月に実施されたGoogleによるアルゴリズム変更の影響を受け、サイトのPVとアドセンス収入がガタ落ち状態…

元々は株式・株式先物のデイトレ(日計り取引)を本業にしてきたので、本来の生活に戻っただけですけど…

元々アドセンスはオマケみたいなものだよ
株式・株式先物のデイトレで生活するにあたり重要なのが国民健康保険料(国保税)を含めた節税。
他に所得が無く株式を特定口座で取引し確定申告をしなければ、住民税の課税所得を基にする国保税の負担は所得割がゼロ円に加え、均等割りなども最大7割の減免が受けられます。

物凄く優遇されるね
しかし株式先物は必ず確定申告をしなくてはなりません。
そのため所得を自治体に把握されるうえ、国保税の算出には所得控除が殆ど認められないため国保税の負担が滅茶苦茶重い…


そこで少しでも負担を減らすため数年前にiDeCoに加入しました。
iDeCoの拠出金は国保税の所得控除になりません。
しかし所得税・住民税の所得控除にはなるのです(小規模企業共済掛金扱い)。
株式先物の儲けの20.315%を持っていかれる所得税・住民税を合法的に節税できます。
SBI証券のiDeCoが併給に対応
一時金で受け取ると節税効果が高いが…
60歳に到達しiDeCo(個人型確定拠出年金)の年金資産を受け取る方法は、
①一時金
②年金
③一時金と年金の併用である併給
の3種類。
どれを選択できるかは加入する金融機関(運営管理機関)により違います。
規約に記載されているので一度確認した方がいいでしょう。
重要なのは受け取り方法により税金が変わること。
一時金は退職所得、年金は雑所得となり課税方法が変わります。

ちょっと難しい…


最も節税効果が高いのは控除金額が大きく、更にオーバーしても課税されるのはその半分になる一時金です。
しかしそれでも加入期間により所得控除される金額に上限があるので、iDeCoの年金資産が多かったり企業からの退職金を一時金で受け取ると、所得控除しきれずに課税される可能性があります。

企業からの退職一時金や小規模企業共済の一時金も合算されるから要注意だね
将来受け取る年金がそれ程多くなく年金で受け取る際の所得控除に余裕があるなら、一番いいのは一時金と年金の併用でしょう。
退職所得控除をオーバーしたとしても、退職所得と雑所得のそれぞれにかかる税金を考慮し、最も負担が小さくなる割合に割り振ればいいのです。
SBI証券が併給に対応
私が加入しているSBI証券のiDeCoでは、これまで一時金あるいは年金を選択するしかありませんでした。
しかし11/1に併給の取り扱いを開始すると発表。
SBI証券のプレスリリースはこちら。
2020年3月に受け取りを請求する加入者から対応します。

やったー!
私は国民年金の付加年金をかけており、iDeCoの拠出は最高で67,000/月。

その最高額を拠出しているので、このままでは受給開始時に一時金受け取りを選択するとほぼ確実に課税されるはずでした。
いずれ拠出額を抑えざるを得ないと考えていました。
しかし併給が可能になったことで拠出額を少なくする程度を抑えることが可能に。
私は勤務先を退職し結構経過しているので、受け取る厚生年金はそれほど多くありません。
そのため公的年金の受給を開始しても非課税枠に余裕があります。
将来的に税制は厳しくなっていくでしょうが、少なくとも私にとってはiDeCoの税負担は軽くなるはず!
なおネット証券では他に楽天証券やマネックス証券が併給に対応しています。