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スマホ証券ワンタップバイの業績が悪すぎて怖いので資産を他社に移した

byebye

スマホ証券ワンタップバイ

スマホ証券ワンタップバイは米株や日本株などを株数指定ではなく、金額指定で売買できるユニークな証券会社。
例えば「10株買う」のではなく「1,000円分」買うなど。
これなら、1株買うのに20万円程必要な米アマゾン株でも1,000円から買うことが可能。

単元単位ではなく持ち分を持つ形だね

但し、為替手数料が1ドルにつき片道35銭かかるうえ売買手数料が取引時間内で0.5%、取引時間外で0.7%かかるなど取引コストはちょっと割高…

私がワンタップバイで取引を開始したのは2016年。
当時は1万円単位でしたが、2017年から1千円単位に取引単位が引き下げられ利便性が向上しました。

ワンタップバイの業績が悪くて怖いので取引解消

ワンタップバイの創業社長が退任

7/25に気になる記事を日経新聞朝刊で発見しました。
それは、

ワンタップバイの創業社長である林和人CEOが退任
後任は内山昌秋COO

との記事。

林CEOは退任後に仮想通貨事業に転じるとの説明も。
その時は「ふ~ん」という感じでしたが、異変に気付いたのはM&A ONLINEに掲載された
手数料定額のスマホ証券「ワンタップバイ」失速、社長交代へ
との記事。

えっ?
新聞記事と違うよね!

内容としては、

おつり投資など様々なサービスが登場し競争が激化
積極的なTVコマーシャルを打って対抗したことで認知度が向上し口座数急増
取引毎に手数料がかかるタイプに加え、手数料月額1,000円の固定プランを追加
しかし、想定したほど口座は増えず経費が嵩んで赤字拡大
業績悪化を受け創業社長退任

とのこと…

ちなみにM&A Onlineにメルマガ登録すると、提出された大量保有報告書の株式大口保有者の移動状況をメールで毎日送ってくれるので超便利です!

ワンタップバイは売上で経費を全然賄えていない状況

創業社長の持ち株比率は僅か5.4%

話を戻します。
ワンタップバイのサイトからディスクロージャー資料を見てみます。
証券会社なので必ず公表されています。
直近2019年3月期の「業務及び財産の状況に関する説明書」を開きます。

まず飛び込んできたのが大口株主一覧。
ソフトバンク(株) 45.65%
みずほ証券 12.75%

以下、投資ファンドが多く並ぶ中、創業社長の林CEOは5.4%のみで第6位株主。
毎年のように行った第三者割当増資を繰り返すうちに希薄化していったようです…

資本金・資本準備金を累積赤字が食い潰す

次にバランスシート(B/S)を見てみます。
目についたのは46億円も計上されている繰越欠損金。
約84億円ある資本金・資本準備金の半分以上を食い潰しています…

毎年のように赤字を計上したため、増資せざるを得なかった様子がうかがえます…

増資しなかったらヤバかったということ?

売上の7倍以上の経費を計上し大赤字

それでは、なぜここまで赤字体質なのか損益計算書(P/L)を見てみます。
売上にあたる純営業収益は235百万円。
一方、経費にあたる一般管販費を控除した後の営業損益は1,574百万円の赤字。
しかも、2年連続でほぼ同額の大赤字。

何でこんなに赤字?
経費って何にそんなに使っているの?

ということで詳細を見てみます。

約1,809百万円かかっている経費の内で金額の大きなものは以下の通り。
人件費 412百万円
広告宣伝費 346百万円
事務委託費 273百万円
減価償却費 179百万円
器具・備品費 161百万円
など…

繰り返すけど、売上は235百万円しかないのに…

キャッシュアウトが発生しない減価償却費はともかく、固定費の象徴である人件費が売り上げの倍近くもかかっていてどうにもならない状態…

更に気になったのは従業員数の推移。
通常こういったベンチャー的企業の場合、業容拡大に伴い従業員数も漸増していくもの。
一方、ワンタップバイでは2017年3月期から2年連続で減少しています…

増資を繰り返さなくては早期に行き詰まる可能性

簡素化された財務資料をちょっと見ただけで、
売り上げを大幅に増加させなければ大赤字が継続
増資を繰り返さなくては自己資本が消えて失くなる
ことがわかります。

しかも、前記並みの決算なら猶予は2年ほど。
尤も、証券会社には十分な自己資本を確保しなければならない自己資本規制があるため2年を待たずとも、債務超過にならずとも事業が行き詰まります…

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保有株を売却し他社でポジションを再構築

流石にワンタップバイの今後が心配になります。
分別管理に不備があっても投資者保護基金で10百万円までは保護されますが、タイムラグの関係で値上がり益など相場変動分は保護されない可能性があるし…
また、収支改善を目的とした取引条件改悪の可能性も…

金額指定売買方式は貴重なんだけどね

そこで実施したのがワンタップバイで保有するポジションを他社に移すこと。
ワンタップバイでは他社に保有株を移管できないので、
ワンタップバイで売却⇒他社で再度購入(順不動)
の形をとるしかありません。

売却の際に0.5%の手数料と1ドルにつき35銭の為替手数料がかかり、購入時も手数料が発生しますが致し方ありません。
ラッキーなことに、下げ相場の中で売ってしばらくすると更に株価が下がったので少ないコストでポジションを再構築できました。

たまたまだね

大手ネット証券が外国株取引手数料の下限を撤廃したものの、株価水準の高いアマゾンやアルファベットなどを1単元買うのには依然として10万円では足りません。
一方、ワンタップバイなら持ち分を持つという形で1,000円から買えます。

この特色をもっと活用できないのでしょうかね…
何とかがんばれ!

逃げておいて説得力無いけど…