ネット証券各社が株式先物手数料を引き下げ
松井証券も日経225先物手数料を引き下げ
昨日の日経新聞朝刊を見ていて最も目に入った記事が、
先物手数料、最低水準に
松井証券
今月に入りネット証券大手3社が相次いで株式先物手数料の引き下げを発表していたので、「まだか、まだか」と待っていました。

やっとだよ…
現在私は株式先物を主にデイトレを行っています。
主取引業者は松井証券。
というのも、松井証券には当日の建玉を当日中に強制的に決済する一日先物という商品があるため。
通常の先物よりも取引証拠金負担が軽いうえ、何と言っても手数料が割安なためです。
加えてネットストックハイスピードという取引ツールを使えば、クライアント依存型ながらも新規注文と同時にOCOの決済注文を出すことが可能。

天変地異や要人発言などで値が飛ぶ事態への備えだね
各社の日経225先物手数料水準
ちなみに各社が値下げを発表したのは、
マネックス証券 8/8
SBI証券 8/9
楽天証券 8/15

米国株の時と違い楽天証券の反応がやや遅い?
米国株式取引手数料の頃からマネックス証券が仕掛ける展開のようです。
結局各社が追随するのですけどね…
結局、以下全て税抜で前記3社は日経225先物(通称ラージ)が250円、日経225mini先物(通称ミニ)が35円で横並びに。
それまで最安値だった松井証券(300円)が取り残されていました。
それがようやく松井証券も反撃に出ます。
横並び各社を凌駕する水準でラージが300円⇒200円に。
尤もミニは35円で横並び…
一日先物ラージも大幅値下げだが一日先物ミニは値下げせず
更には一日先物では大幅な優位性を維持する水準に値下げ。
ラージが250円⇒150円。

あれ?
ミニの一日先物は?
そうです。
一日先物ミニの値下げアナウンスがありません。
25円のまま…
他社は値下げ後に35円なので、松井証券の一日先物ミニは値下げせずとも他社比28%も割安な水準をキープできるからか?
残念…
ミニはラージの1/10の取引倍率なのでこれまでは手数料も1/10だったのですが、この法則が崩れてしまいました…
TOPIX先物やJPX400先物取引手数料は値下げせず
今回の値下げは日経225のみ
私にとって更に残念なのが、今回の手数料引き下げが日経225先物のみであること。
実は私は日経225先物の他に、TOPIX先物やJPX400先物も取引しています。
現在私はAIツールを使って作成したシステム売買プログラムが指示する商品を取引しており、日経225先物以外も対象にしているため。


プログラム次第だから、自分でもどの商品の売買を指示されるかわからず…
昨日の新聞記事に日経225先物のことしか掲載されていなかったので覚悟はしていたものの、松井証券のサイトで他商品の手数料引き下げ無しを確認し朝から意気消沈…
値下げ後の松井証券の手数料一覧は下記の通り。
JPX400先物は指数の100倍取引なのでミニ相当です。
他社の225先物以外の取り扱いと割安手数料実現を期待
今回松井証券がTOPIX先物やJPX400先物の取引手数料を引き下げなかった理由は単純。
他社が取り扱っていない、もしくは他社が値下げしないから。
多くの個人にとって株式相場の指標と言えば日経225。
株価は?と聞かれ日経225の水準を答えられても、TOPIXましてやJPX400の水準を答えられる人は運用に関わる一部金融関係者以外には殆どいないでしょう。
ニーズが少ないので大手ネット証券といえども取り扱う、または手数料を値下げするインセンティブは働かず…

競争が激しくないなら値下げしないよね
前記ネット証券3社の内でTOPIX先物を取り扱っているのはSBI証券のみ。
JPX400先物はSBI証券とマネックス証券のみ。
いずれも手数料は松井証券より割高…
楽天証券は取り扱いすら無し…
ぜひとも各社TOPIX先物やJPX400先物を取り扱いの上、割安な手数料水準を実現してください!