Amazon Echoに続きFireHD10でもAlexaが利用可能に
先週末、私がドコモdマガジン用に使用しているAmazonのFireHD10のシステムが自動的にアップデートされていました。
その目玉がFireHD10でもAIスピーカーシステムのAlexaを使用できるようになったこと。

AmazonではEcho Showという製品を販売しており、10インチの画面付きEchoといったことろ。
しかしレビューを見ると評価はあまり宜しくありません…
それでいて値段は3万円近く…
一方でFireHD10ならそもそもがタブレット端末なので、これがEcho機能を装備すれば使いやすくリーズナブル。
3月末には使えるとの一部報道があったものの、少し遅れてアップデートが実施されました。
尤も私は既にEcho Dotを保有しているので、FireHD10のアレクサ機能はオフにしたまま…
アレクサとの会話内容を利用されないよう設定
アレクサとの会話内容が従業員に筒抜け
4/11にBloombergが「Amazon Workers Are Listening to What You Tell Alexa」との見出しで衝撃的な記事を掲載しました。
それは、
①アレクサとの会話内容がAmazonの従業員に筒抜けであり、一部は従業員が興味本位で保存・共有していること
②会話内容の主が一部特定できる状態にあること
です。

マジっすか?
ちなみに日本語のBloombergニュースで探しても見つけることはできませんでした。
⇒記事の一部ですが、「数千人の従業員が聞いている」とのタイトルで翻訳された日本語ニュースも配信されました。
AIスピーカーの精度を向上させるため、会話内容を分析することは必要でしょう。
しかし会話内容が面白いからと言って従業員が興味本位で保存し、共有するのはいただけない…
しかもその会話の主のアカウント番号・ファーストネーム・デバイスシリアル番号を見られるらしい…

酷いよね…

私が当初AIスピーカーの導入に躊躇したのはまさにこれらを懸念したから。
余りの安さに昨夏に興味本位で購入しましたが、設置場所は私のみが使用するトレード部屋、且つ私が部屋の中で声に出すのはほぼ「何時何分にアラームセットして」と「これからの天気は?」だけ…
相場が逆に行った際の「うぎゃー」や「ふざけんなー」もたまに聞かれていますけど…
ちなみに他にAIスピーカーを販売しているGoogleやAppleでは、会話内容は匿名化されて分析されているようです。
設定で録音データ利用を拒否できる
尤も自分とアレクサの会話内容データ利用は設定で拒否できるので即実行しました。
なおPCからはやり方がわからなかったので、FireHD10のアレクサアプリからのやり方をご紹介します。
スマホのアレクサアプリでもほぼ同様と思われます。
①アレクサアプリをタップ
②画面左上のメニュー(横棒三本)をタップ
③設定をタップ
④Alexaアカウントをタップ
⑤Alexaプライバシーをタップ
⑥機能向上のためのAlexaデータ管理をタップ
⑦新機能の開発に貢献するをオフにする(デフォルトではオン)
です。
すると「このオプションをオフにすると、新機能がうまく機能しない可能性があります」とポップアップが表示されるので、構わず「オフにする」をタップ。
これでO.K.

簡単だね!
Facebookが個人データの漏洩と取り扱い軽視で相当に叩かれている中、あまりにも杜撰なデータ管理…
可能な自衛手段は全て取るようにしましょう!
以前の投稿にも記載しましたがAIスピーカーとはAIマイクであると改めて思い知らされました…