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SMBC日興証券でIPO抽選申込の優遇特典・ステージ制導入を受け資産を一部集約

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SMBC日興証券でIPO抽選申込に優遇ステージ制導入

SMBC日興証券は野村證券・大和証券と並び対面式証券会社の大手。
「SMBC」と付くことからわかるように三井住友銀行グループの企業であり、株式は三井住友FGが100%を保有しています。

他の大手証券と同様にIPO株式の配分については、割合は少ないものの一定数量を一人一票性の完全抽選に割り当て。
その割合は全体の10%。
ちなみに野村證券も10%。

大和証券のIPO抽選

大和証券はやや複雑。
完全抽選に加えて支払った手数料や株主優待、預かり資産基準で優遇されるチャンス抽選と呼ばれる復活抽選制度も併用するため。

通常案件は完全抽選が15%でチャンス抽選が10%。
但し個人に割り当てる額が20億円を超える大型案件では、完全抽選・チャンス抽選共に10%となります。
2018年秋に変更されています。
ちなみに私はチャンス抽選に参加しているものの最下層…

大和証券でIPO抽選ルール変更~当選確率が上がるチャンス抽選は預かり資産基準に注意
大和証券は今月からIPO抽選のルールを変更。一見、抽選に参加するマス顧客有利な変更のように見えるも、実際はチャンス抽選に多数参加できる大口顧客を優遇する制度。預かり資産残高基準でチャンス抽選に参加する場合も、適用期間に注意が必要。

SMBC日興証券のIPO抽選

SMBC日興証券でもステージ制による復活抽選を開始。
全体の10%を完全抽選に割り当てるのは以前と同じながら、追加で5%を復活抽選に割り当てることになりました。

但しこの復活抽選制度は店頭での取引となる総合コースの人は対象外。
ネットと電話で取引するダイレクトコースのみなので要注意!

優遇判定基準は下記の通り。

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ここでのミソは預かり資産残高・信用残高共に月末残高の3か月平均ということ。
毎日ずっとSMBC日興証券の口座に置いておく必要はありませんが、月末には置いておく必要があります。
預り金を引き出したり相場下落で保有資産の時価が減ると、その後3か月間影響を受けることに。

月末の残高を翌月の月初3営業日目の夜間に集計しその翌日から適用。
詳細はSMBC日興証券のHPをご参照。
今月の4営業日にあたる3/6の夕方、私のところにも獲得したステージを通知するメールが早速送られてきました。

一方で先ほどの大和証券の預かり資産基準の場合、ある月の月末で達成すればその優遇措置は1年間継続。
そのうちに大和証券も変更(改悪)するかも…

資産の一部をSMBC日興証券に集約

国内株・投信の一部をSMBC日興証券に

私は現金についてはSBI証券のIPO抽選申込に優先的に使用中。
SBI証券では投入資金量に応じて当選確率が決まるため。

一方で国内株や投信は複数の証券会社に分散しており、且つ単に置いてあるだけ。
貸株は万が一のことを考えて行ってません。

貸株サービスは証券会社が破綻したら投資者保護基金による保護の対象外~一般債権者扱い
株式を保有している場合、配当を得るだけでなく貸株サービスを利用し証券会社に貸し出せば貸出料を受け取れる。しかし、証券会社が破たんした際は無担保で貸している契約なので投資者保護基金の保護対象外になり、保護されないので要注意。

株式を移管

そこでどうせ遊ばせておくならと思いSMBC日興証券に移管。
現物株もIPO抽選ステージ判定の残高にカウントしてくれるので。
殆どのネット証券では移管に伴う出庫手数料は無料。
但しSMBC日興証券⇒他社へは1銘柄あたり1,000円なので要注意…

手続き後1~2週間ほどで無事に移管されました。
ネット証券を含め殆どの証券会社では書類で手続きする中、GMOクリック証券はネット上で手続きが完結します。
楽ちんで早い!

投信は同日に売りと買いを実行

厄介なのが投信。
現物株の移管はほぼ無料なのに、投信の移管はSBI証券でも税別3,000円かかるため。
SMBC日興証券では負担した手数料をバックしてくれる制度があるものの、証拠となる書類を提出したりと面倒…

そこで同一銘柄について他証券での売りと、SMBC日興証券での買いを同日に同額実行
こうすればその日の時価にはなりますが移管したのとほぼ同じ経済効果。
売り買いで適用される基準価格が同じのためです。
但し販売手数料が無料、且つ信託財産留保額が無ければですが。
税金を考慮し実行したのは評価損益が殆どない銘柄のみ。

SBI証券や楽天証券で投信を保有すると、保有残高に応じて一部ポイントとして還元してくれます。
SMBC日興証券で投信を保有した場合ポイント還元はないものの、預かり資産残高基準達成でIPOの復活抽選に当たるなら数年に一度でも十分!

株式移管時の注意点

信用取引の売りを活用

株式を移管したものの今後売却することもあるでしょう。
その際にSMBC日興証券で高い手数料を負担するのはイヤ…

そこで信用取引を活用。
何とSMBC日興証券では信用取引手数料が無条件で無料、タダなのです。
金利や貸株料は必要ですが僅かなもの。

【SMBC日興証券】現物取引派・優待派も信用取引を活用し売買手数料無料
SMBC日興証券のダイレクトコースでは、信用取引手数料が誰でも無条件でゼロ円。信用金利・貸株料がかかるも、その負担は極僅か。そこで現物取引派の人も敢えて信用取引と現引・現渡を活用すれば、極僅かの費用負担で売買が可能。

売却の際は信用の新規売りを行い当日中に現渡し。
そうすれば手数料は0円で僅かな貸株料の負担のみ。

3/18から一般信用も利用可能に!

これまでSMBC日興証券では一般信用売りの取り扱いがありませんでしたが3/18より可能になります。
詳細はSMBC日興証券のHPをご参照。
制度信用では対応できない銘柄でも、一般信用なら信用新規売りが可能な場合もあります。

一般信用の売り対象は2,000銘柄以上みたい。
さすが大手対面式証券!

尤もそれでも制度信用・一般信用で新規売りが出来ない銘柄もあるでしょう。
そうしたケースでは現物売りで対応するしかなく、高い現物取引手数料を負担することに…
また一般信用は証券会社の都合で新規売りできなくなるケースもあります。
そのため私は貸借銘柄のみを移管。

1年間信用取引を行わないと信用口座が閉鎖

SMBC日興証券では、1年間一度も信用取引を行わないと信用口座が閉鎖されてしまいます…
私も過去にされました…
信用手数料がタダなので、株主優待クロスを年に数回でも行えばいいのでしょうけど…

ステージ制の復活抽選導入で、例えブロンズであっても少なくとも今までよりは当選確率が上がります。
もし稼働していない(当分売らない)現物株があるなら、移管して有効活用するのも手です!

なおSMBC日興証券ではネットからの出金依頼が一日500万円までに制限されてしまう。
何でこんな制限をかけているのか?
これは盲点…