サラリーマンを退職後の長い無職時代
私は複数の金融機関に勤務しその後退職して専業投資家の道に。
とはいえ何のことはない単なる無職。
確定申告は毎年行っていたものの、確定申告書第一票に記入(入力)する職業欄にはいつも「無職」…
当然ながら友人達はみんな働いており、かけられる言葉は「何してるの?」「暇なの?」「食っていけるの?」などなど…
それなりに暮らしてはいるものの、世間から見たら何もしていない(生産していない)お荷物のような存在でしょうか…
投資で得た果実に課せられるので、それなりに税金や国保税は支払っているのですけどね…
開業届を出して個人事業主になった
WEBサイト運営業
そんな生活を結構長い間続けてきましたが、転機となったのは2年ほど前に始めたブログ運営。
何を思ったのか急に始めたうえ、Google AdSenseに手を出して僅かながら収入も得るようになりました。
そもそも無職なのでブログを運営して収入を得れば有職者っぽい?
但しそのままでは無職が得ている雑所得の範疇。
雑所得は総合課税であり国保税負担も大きい…
そこで税務署に開業届を提出し個人事業主になる決断をしました。
同時に青色申告承認申請書も提出し青色申告事業者に。

申請書類に記載した職業は「WEBサイト運営業」。
ありきたりですがまあいいでしょう。
税務署が重視するのは実際の事業概況(内容)。
事業税の区分に関わるためです。
尤も配偶者の扶養に入っている場合は要注意。
所得基準では扶養の範囲内でも、開業届を出していると収入に関係なく(場合によっては赤字でも)扶養対象から外れる場合があるらしい…
ネットで提出書類を無料作成
税務署に提出する書類は前記の通り2種類。
正式には「個人事業の開業・廃業等届出書」と「所得税の青色申告承認申請書」。
こう書くと何だか物々しいですが、ネットで検索すれば記入のやり方はいくらでもヒットします。
尤も私はfreeeというクラウド会計サービスを利用。
設問に答えていくと自動的に前記2種類の書類が完成するので、あとは印刷のうえ日付・マイナンバーを記入し押印するだけ。
しかも無料で利用可能。
税務署での受付は1分かからず終了
税務署に行ったのは1月半ば。
まだサラリーマンの還付等以外の通常の確定申告は受け付けていないのでガラガラ。
受付番号を取る間もなく受付の女性が声をかけてくれたので「開業届等を出しに来た」と言うとその場でチェック。
ポンポーンと正と控えに受付印を押してくれて終了。
建物に入ってから1分も経っておらず…
10年以上続いた無職からの卒業は何ともあっけないものでした…
着々と事業化の準備を開始
記帳はクラウドサービスを利用
青色申告の適用を受けるには規定の帳簿作成が必要。
特に65万円の青色申告控除を受けるには、複式簿記で作成する必要があります。
銀行員出身で財務資料を嫌というほど見てきた(アラ捜しをしてきた)身でも、勘定科目の仕分けなどは全くのド素人。
ここは素直にクラウド会計サービスに頼ります。
利用するのはMFクラウド会計・確定申告。
税務署提出書類を無料で作ってくれたfreeeではありません。
ごめんなさい。
好みの問題なのですけど、何となく私に合っているような気がしたので。
⇒freeeにしておけばよかったと後悔…

年間50回分の仕分けまでは無料。
超えると有料プランに。
サーバー代・ドメイン代に加え、プロバイダ料金などを按分計上すると50回は超えそうです…
マネーフォワードクラウド確定申告が実質的に値上げです…
悲しい…

ソネット光でデビットカード使えず
事業用の口座は普段使用していない銀行口座に。
月次費用の処理・仕分けがわかりやすいので、費用支払い用にその銀行のデビットカードの利用を想定していました。
しかし光回線のソネット光代金の支払い用にはデビットカードを登録できず意気消沈。
どうやらデビットカードは月々の支払いに使用できないことが多いようです…
結局、殆ど利用していないクレカの内の1枚を使います。
もう無職ではないぞー!