読売新聞が購読料を値上げする
昨今は新聞を読まない人が激増しているようです。
若い人だけでなく大人たちも。
ネットニュースや新聞社等が運営するニュースサイトを見れば、世の中で起きている大体のことが無料でリアルタイムにわかりますからね。
それにわざわざ購読料を負担してまで「安倍憎し」の固定観念で満載の見苦しい新聞を読む気にもなりませんわな…
そうした中、国内シェアトップの読売新聞が来年の年明けから購読料を値上げすると発表しました。
4,037円⇒4,400円に363円(9%)の値上げ。
25年振りの値上げだそうです。
値上げの理由は新聞を配達する販売店の収益改善のため。
人手不足による賃金上昇に加え、物流コストや原料費の高騰により収益が悪化中らしい。
値上げにより発行部数の急減は必至
販売店が毎日配達する仕組みは維持不可能
今回の値上げは販売店収益の改善を主目的にしています。
しかしそもそも販売店が毎日配達する現在のシステムは、早晩維持不可能になるのではないでしょうか?
今後も人手不足は加速していき改善の見込みは無いですし。
前記の通りタダで新鮮な情報を得ることが可能な時代に、わざわざ高いお金を払って新聞を買い続けるインセンティブも無し。
しかも新聞はネットと比較して圧倒的に情報鮮度が劣る。
特に夕刊など必要なのですかね?


夕刊を廃止すれば販売店の負担も減り値上げも不要なのでは?
夕刊の無い産経新聞は月額3,034円ですし。
産経は全国紙の看板を下ろしていますけど…
日経新聞でさえ値上げで発行部数大幅減少
昨年日経新聞が23年振りの値上げを実施。
4,509円⇒4,900円(+8.6%)です。
その結果、何と1か月で発行部数が1割も減少…

一般紙と違い日経新聞は購読者に金融関係者だけでなく多くのビジネスマンを抱えており、その必要性から読者のニーズは強いと言われてきました。
しかしその日経新聞でさえ大幅な減少。
一方で一般紙は一部思想的なニーズはあるでしょうが、日経新聞程は強いニーズを持っていません。
値上げを機会に購読取りやめが相次ぐと予想します。
販売店網が民主主義を支える?
値上げの弁解説明文の中に、
「民主主義を支える個別配達網を維持し~」
なるくだりがあります。
ホントか?
ちなみに我が家は読売新聞の購読を止めたばかり。
今回の値上げは関係ありません。

さて年明け以降の読売新聞の発行部数推移がどうなるか?
まさか押し紙強化はしませんよね?
他紙がどう出るかも興味深い。
やはり契約を更新しない購読者が結構現れているようです。
