何をやってもダメな時はあるもの
生きていくうえで、何をしても裏目に出てドツボにハマることは誰にでもあるでしょう。
投資でも同じ。
買うと下が~る、売ると上が~るの法則とは?
例えば、買ってみたら即座に下がり持ち値を上回ることは一度もなし。
損切りすると、途端に上昇を始めて当初の持ち値を回復することも。
カラ売りして担がれるなんてことまで…
私にもよくあること。
調子が悪い時は何をやってもダメなのです…
そんな状態を命名しました。
タイトルの通り、名付けて
「買うと下が~る、売ると上が~る」の法則
です。
当たり前すぎますか?
しかし、思い当たる人も多いと思いますよ。
何をやってもダメな時はあるのですから…
何しろ、ポジションを作成した途端に逆に向かうのです。
すぐ後ろで誰かが私を監視していて、大口で逆のポジションを作成しているとまで考えます…
こうなってしまうと何をやってもダメ。
どうせダメならと自分の考えた逆のポジションを作成すると、今度は更に逆に持っていかれる始末…
ドツボ状態から抜け出すには?
この法則にハマってしまった場合、抜け出すには一つしかありません。
こちらも当たり前ですが頭を冷やすこと。
要は休むことです。
ロスカットとはよく言ったもので、私が金融機関で自己売買ディーラーをしていた際はロスカットに引っ掛かると、
①ポジションを閉じて損失を確定する
②一定期間休む
をセットにしていました。
一撃での損失計上だけでなく、一定期間に累積で一定額の損失を計上した時も自主的に休んでいました。
専業日計り投資家になった現在も同じ。
相場に対する思考回路が完全にマヒしていますし、負けているからこそちょっとのことにカッカし易くもなります。
冷静さを保つことが難しくなっているからですね。
休む期間はその時によって違いますが大体3日程。
休んでいる間は場中に相場を見ません。
引けた後にデータ取りと相場の居所チェックなどはしますが、場中はひたすら取引モデルの修正。
ちょっと飽きたら、普段なかなか読めない本を読んだり外出したり。
サラリーマンディーラー時代はさすがに職場放棄できなかったので、画面はオンにして席にいました。
尤も、こちらも取引モデルの修正をしていない時はヘッドフォンを付けてCNNを観たり、マインスイーパーをやったり…
逆指標だった同僚
とにかく負ける日が多い
前記サラリーマンディーラーだった当時、仲間内に面白い人間が2人いました。
ある程度の規模の金融機関で市場部門にいるくらいですから、能力はかなり高い。
しかし、とにかく負けるのです…
普段は勝っていてたまに負けるのではなく、負けてる日の方が圧倒的に多い。
そのため、周りからは「逆指標」などと言われることも…
「あいつの逆をやれば勝てる」とも言われていました…
最終的にはいつも勝つ
しかし、半年等の損益の集計期間を締めるといつも勝ってました。
それも結構な金額を。
「損小利大」を徹底していたのです。
負ける回数は多くても一回あたりの損失額は限定的。
一方、勝つときはとことん引っ張る。
私はロスカットに引っ掛かると一定期間取引を自粛しましたが、彼らはそもそも設定しているロスカットポイントが相当に浅い。
負けるのが想定内なので、想定外の負け方をしない限り相場を休むことがありませんでした。
その後二人とも転職し現在は結構なお偉いさん。
少額の負けも積もり積もれば致命傷になり得ますが、ロスカット設定の有無も含めて如何に自分にあった手法を見つけるかが重要です。