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専業主婦・パート主婦はiDeCoよりもつみたてNISAを第一に活用する

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今回はサラリーマン・公務員に扶養される主婦等(第3号被保険者)が取り得る選択肢です。
なお、年金制度についての投稿一覧は「年金を知り将来に備える」をご覧下さい。

年金を知り将来に備える
年金が無くなるや、年金支給開始年齢が引き上げられるなど、年金を巡っては週刊誌が良く取り上げることもあり多くの人が関心を持ちます。老後資金を確保しようとしても、まずは公的年金の仕組みを知り対策をするのが大事。基礎から学びましょう!

専業主婦・パート主婦も資産形成する

専業主婦・パート主婦の資産形成についてはあまり話題になりません。
主婦の自由になるお金が少額なためか、世帯の資産を世帯主の名義で運用しているからか。

尤も、税制優遇のある方法で予め主婦の名義にしておけば、夫婦共有財産をより非課税枠を活用して運用することも可能になります。
そこで、専業主婦・パート主婦についても税金面で優遇されているiDeCo、つみたてNISAの活用法を考えみます。

なお、パート主婦が自分で稼いだお金や結婚前から所有するお金、相続で得たお金については問題ないでしょう。
しかし、専業主婦で無収入だったり、パート収入以上のお金を配偶者から得て主婦名義で投資すると、贈与の問題がありますので要注意。
予め税の専門家に相談することをおススメします。

iDeCoとつみたてNISA

制度上の違い

税制面で優遇されているのはiDeCoと一般NISA・つみたてNISA。
今回は収入が限定的な主婦を勘案し、iDeCoとつみたてNISAで比較します。

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注意が必要なのは税金!
つみたてNISAは運用益(売却益・分配金)が全て非課税。
一方、iDeCoでは受取時に税負担の可能性が残ります。
一時金で受け取る場合、
「拠出年数×40万円」・・・拠出年数が20年以下
「800万円+70万円×(拠出年数-20)」・・・拠出年数が20年以上
までは非課税。

そのため運用がうまく行き過ぎなければ非課税。
しかし、幸か不幸か運用が相当に上手くいき非課税枠を超えてしまうと、
「受取額(拠出額ではない)の内で上記退職所得控除分を差し引いた金額の半分×税率」
の税金がかかります。

また、iDeCoには現在は課税が停止されている特別法人税という税金もあります。
詳細は下記iDeCoのデメリットの投稿をご覧ください。

iDeCoのデメリット~損しても課税の可能性と中途脱退不可は厳しい
強力な税制メリットがあるiDeCoだがデメリットもある。大きいのは中途脱退不可・資産引き出し不可・損しても課税される可能性。あくまでも年金資産形成の手段なので「やーめた」は不可。また儲けではなく受取金に課税なので、損しても課税の可能性あり。

双方の制度のメリット・デメリット

専業主婦・パート主婦に関してのメリット・デメリットをご紹介します。

iDeCoのメリット

多くのアクティブ投信を選択できる
つみたてNISAでは金融庁が認める低コスト株式投信・バランス投信がラインナップの中心。
一方、iDeCoでは採用ラインナップに金融機関の裁量がより広く認められているので、一部新興国株投信などのとんがった商品を選択できる場合もあります。

元本確保型商品を選択できる
つみたてNSIAでは前記の通り株式投信・バランス投信が対象の中心となる一方、iDeCoではより低リスクな商品も選択できます。

スイッチングが可能
既に拠出した資産をラインナップ内で自由にスイッチング可能(既保有分を売り別の商品を買う)。

例えば、とある株式投信の運用が好調で保有資産内での割合が大きくなり過ぎたので、一部を売って別の商品に乗り換えるなど。
また、上記に関連しますが金融危機時などに一時的に定期預金などに避難させ、再度リスク性資産に戻すことも可能。
しかも、売却しても枠は減らない。

iDeCoのデメリット

手数料がかかる
口座を維持するだけで手数料がかかります。
SBI証券や楽天証券など運営管理機関の手数料が無料でも、最低限の制度手数料として現状年間2,004円が必要。

途中引き出しが出来ない
一旦拠出を始めたら、最低60歳になるまで資産の引き出しが出来ない。
60歳になるまでは、自分のお金なのに自由に使えない。

大きく儲けると課税される可能性
制度上の違いでもご紹介した通り、一時金受け取りのケースでは総受取額が拠出年数によって決まる退職所得控除までは非課税。
しかし、それを超えて運用がうまくいって儲かると課税。

年金受け取りの場合も、国民年金などと合算し公的年金控除を超えたり他の所得控除などで賄いきれなければ課税。

3号被保険者は拠出時の税制メリットがない
専業主婦・パート主婦の最大のデメリットがこれ。
所得税を支払うひとは拠出時に拠出金額全額が所得控除されます。
例えば所得税率20%・住民税率10%の人がiDeCoに拠出すれば拠出額の30%が還付されます。
一方、元々所得税・住民税負担が無ければ還付されないので、最大の税制優遇メリットを受けられず。

拠出額変更が1年に一回
拠出額を変更したくても年度ベースで1年に1回しか変更出来ず、拠出が苦しくなって減らした後に再度増やすような機動的な運営ができず。

つみたてNISAのメリット

儲けがいくら大きくても儲けは全額非課税
その名の通り、10倍になっても非課税です。

換金が自由
60歳になるまで引き出し不可のiDeCoに対し、いつでも換金して引き出すことが可能。

投信の保有コスト以外無料
口座を維持するだけで最低で年間2,004円必要なiDeCoに対し、投信の保有コスト以外は無料です。

外れの投信を引く可能性がiDeCoよりも低い
そもそも、金融庁が認めた長期つみたてに適した低コストの株式投信・バランス投信などのみがラインナップ。
そのため外れを引く可能性が低くなります。
尤も、全額をアクティブ投信などに投資すれば、結構高リスクではありますが…

つみたてNISAのデメリット

商品分類ラインナップが似たり寄ったり
金融庁が認めた低コストのインデックス投信・一部アクティブ投信以外はそもそも投資対象になっていないため、選択の余地が小さくなります。
結果的に、どの金融機関を選んでも似たり寄ったりの商品ラインナップ。

枠残が無ければ商品入れ替えできない
購入した投信を売却しても枠は復活しないので、枠を目一杯使っているとA投信⇒B投信などと乗り換えることはできません。
また、そもそも購入はつみたて方式のみのため、A商品⇒B商品などまとめてスイッチングすることは不可能。

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おススメの方法~つみたてNISA

では、上記のメリット・デメリットなどを踏まえてどうするか?

おススメはつみたてNISA!
理由は、
換金が自由
教育費用や親の介護費用など、どうしても急にお金が必要になった場合に換金して引き出すことが可能。
また、世帯主の男性と違い、特に専業主婦・パート主婦の場合は離婚時などに目先の資金確保が重要となる場合が多く、60歳まで引き出し不可は大きな制約となり得ます。

投資金額設定の自由度が高い
パート主婦や専業主婦ではもともと自由になるお金はそう多くないと思われます。
iDeCoは年間最低6万円以上の拠出が必要ですが、つみたてNISAの場合はSBI証券をはじめとしたネット証券のように、1商品あたり100円から投資が可能。
金額変更も随時可能です。

また、つみたてNISAは一旦やめても再度再開することが可能ですし、お金を入金しなければ買わないだけ。

口座維持費用が無料
iDeCoは金融機関の手数料が無料でも最低年間2,004円必要の一方、つみたてNISAでは無料。
現在は現物株式も含め保護預かり手数料を取る金融機関はほぼ無いと思われるので。

以上から、優先すべきはつみたてNISAの利用であり、金銭的に余裕があれば特定口座でのつみたてを併用するのもありだと考えます。

ご存知の通り、特定口座では売却益や配当金に課税されます(現在20.315%)。
しかし、運用がうまくいかず譲渡損失が出たとしても特定口座なら
確定申告すれば3年間繰越が出来る
譲渡損と収益分配金・受取配当金で損益通算が出来る
ことから、制約の多いiDeCoの併用よりもつみたてNISAと特定口座の併用の方がおススメ。

なお、つみたてNISA・iDeCo共に値上がり益や収益分配金に税制メリットがある一方、損失分を特定口座の収益を含めて他の所得と損益通算することはできません。
注意しましょう。

「つみたて」を利用することで買付単価を有利にするドルコスト平均法を活用し、辛抱強く資産形成することが重要になります。