松井証券が10/18にポイントサービスの詳細を発表しました。
予想通り低信託報酬型投信は対象外であることが判明。
販売会社受取り信託報酬が0.10%以下の銘柄はポイント付与対象外です。
松井証券が投信ポイントサービスとクレジットカード発行を開始
私がデイトレのメインに使っている松井証券が、投信ポイントサービスとクレジットカード発行を10月下旬から開始します。
松井証券のプレスリリースに詳細が掲載されています。
松井証券ポイントサービス
投信購入時の販売手数料を全額ポイント還元
現状、松井証券では販売手数料無料のいわゆる「ノーロード投信」を中心にラインナップ。
しかし今後はそれ以外の投信もラインナップするようです。
販売手数料を取られても全額ポイント還元で実質ノーロード化。
なお、
①ブルベア型投信はポイント還元対象外
②消費税分はポイント還元対象外
③ノーロード投信はそもそもポイント還元対象外
です。
対象投信の保有残高に応じてポイント付与
更に対象投信の毎月平均保有残高に対し、年率0.1%のポイントが付与されます。
SBI証券の投信マイレージ、楽天証券の投資信託資産形成ポイント還元サービスと同様のサービス。
保有するだけでポイントを貰えるなら、実質的に信託報酬が割り引かれるとの同じで有難い!
MATSUI SECURITIES CARDの発行開始
ジャックスと提携したクレジットカードの発行を開始します。
カードブランドはマスター。
最近ジャックスはVISAではなくてマスターとの提携が多いような…
もちろん通常のショッピングで利用可能、且つポイント還元率は1.0%。
主な商品概要は、
①年会費は初年度無料 2年目以降1,250円(税抜)
但し、前年に1回でも買い物の利用があれば無料(ほぼ実質無料)。
②カード盗難保険、国内旅行傷害保険、ネットあんしんサービスが付帯
です。
なおネットあんしんサービスとは、ネットで不正利用された際の保証プログラム。
ポイントの利用先は、
①松井証券での投信積立購入
②Amazonギフト券や各種商品との交換
となります。
松井証券ポイントサービス・クレカの評価は微妙から嬉しいの間
松井証券ポイントサービスの評価は待ち
松井証券ポイントサービスのミソは対象投信
購入可能な投信ラインナップからノーロード投信のみという縛りが外れたうえ、購入手数料がかかる投信を実質的にノーロードで購入できる商品設計は素晴らしい。
そもそもネット証券では販売員による説明が無いのでノーロードが当然なのですけど…
尤も保有平均残高に応じてポイントを得られる制度は「対象の投資信託」というのがミソですね。
eMAXIS Slimシリーズなどの低信託報酬型投信が含まれるかが注目されます。
他社ポイント制度との比較
ちなみにSBI証券では投信を4つのカテゴリーに分けて、ポイント付与率をそれぞれ年率0.10%、0.05%、0.03%、0.00%(還元無し)に設定。
但し年率0.10%の銘柄は他の投信と併せ月間平均保有残高が1,000万円以上になれば0.20%に優遇。
eMAXIS Slimシリーズなどの低信託報酬型投信の多くがほぼ0.03%なのは残念…
尤もeMAXIS Slim先進国株式インデックスの信託報酬販売会社取り分は税抜0.0445%。
SBI証券はポイントを付与するとほぼ儲け無しでしょう…
楽天証券ではブルベア型などの一部を除き殆どの投信がポイント還元対象。
月初時点・月末時点でそれぞれ50万円以上の投信保有残高があれば、保有残高に応じて50~1,000ポイントが付与されます。
尤も還元率にすると2,000万円までは年率0.0025~0.01%、2,000万円以上は同~0.005%と低め。
楽天スーパーポイント対応にすると、10万円毎に4ポイントなので最高で0.048%。
こうしてみると、松井証券は銘柄に関わらずポイント還元率が0.10%と高め。
しかも今までゼロだったものからポイントを得られ、且つ投信購入や各種商品と交換できるのは嬉しい!
一層対象投信の中身が気になります。
投信積立にポイントを活用は?
ポイントの使い方として「投信の積立購入に利用できる」とあります。
但しこれだけではまだ情報不足。
というもの、
①松井証券との取引やクレカ利用でポイントを得た月だけポイント分を購入
②毎月一定額を積立購入し、その際ポイントがあればその分を除いた金額が別途預かり金から引き落とし
なのかわかりませんし、購入日を指定可能か否かなども不明…
ここは詳しい商品性説明が出てくるまで待ちです。
松井証券クレカの評価は微妙
ジャックスと提携したクレカですが、前記の通りポイント還元率は1.0%とやや平凡。
松井証券ポイントはAmazonギフトカードや各種商品との交換も可能ですがその交換率も気になります。
クレカ利用で得たポイントが減価されるのであれば魅力は下がってしまう…
結論~詳細発表までわからず
現時点では何とも言えません~申し訳ありません…
松井証券ポイントサービスの決め手は、
①保有残高に応じてポイントが付与される投信の中身(低信託報酬型投信も対象ならば超魅力的)
②ポイントによる投信積立購入の詳細
MATSUI SECURITIES CARDの決め手は、
・ゲットしたポイントを他商品と交換する際の交換率
です。
一番の注目点はもちろん①。
SBI証券では低信託報酬型投信の殆どが0.03%の還元率なので、もし松井証券で低信託報酬型投信が対象に含まれて0.10%還元となればかなり凄い!
尤もeMAXIS Slim先進国株式インデックスの信託報酬の内、証券会社などの販売会社取り分は前述の通り税抜0.0445%。
0.10%還元だと赤字確定なので、この辺りの商品は無理な気がします…
どの位の販売会社取り分の商品が対象になるのか…
今月末にはポイントサービスが開始される予定なので、間もなく詳細が公表されるはず。
とりあえずは関心を持って待ちましょう!