SBI証券がiDeCoの除外商品を公表
改正確定拠出年金法施行の影響
2018年5月1日に確定拠出年金法等の一部を改正する法律が施行されました。
加入者に影響が大きい主なポイントは2点。
①運用商品数の上限を35本にする
②運用方法を指定しない場合のデフォルト商品を元本確保型にしなくてもいい
です。

私も加入するSBI証券のiDeCoは現時点で67本もあるので、ほぼ半減させなくてはならなくなりました…
そして何とSBI証券が二つ目のプランを運営するとのこと。
こんなこと出来たのか…

SBI証券iDeCoの除外商品が公表された
遂に除外される商品のリストが公表されました。
下記一覧が除外される商品。
人気の投信や運用会社が同じ、且つ同じインデックスを採用する商品の内で信託報酬水準が低い商品などはほぼ入っていません。
幸いにして私が割り振っている商品はほぼ除外されません。
ただ一本を除いて…
国際債券の人気インデックスファンドが除外される
上記で人気商品はほぼ除外されないと紹介しましたが、2018年7月購入額上位20位までの商品の内で3本が除外されます。
①三井住友・DC外国債券インデックスファンド~10位
②日興-インデックスファンド海外株式ヘッジあり(DC専用)~15位
③ニッセイ日経225インデックスファンド~16位
です。
この内、③は同じニッセイアセットが提供し低コストな日経225インデックスファンドAが除外されないので納得。
しかし①はちょっと無いかな~という気がします。
理由は、
①月間購入額ランキング10位
②同じカテゴリー(国際債券インデックス)で残る野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)は人気20位に入らない
③信託報酬は除外される三井住友の商品と残る野村の商品で同じ
④ファンド純資産は除外される三井住友の商品より残る野村の商品の方が少ない
です。
しかもSBI証券が受け取る販売手数料率は残る野村の商品の方が低い。
我々の知らない裏の世界で野村・三井住友とSBI証券間に何かあったのか…
両商品の直近運用報告書によると、残る野村の商品の方がその他手数料率が若干低いのはありがたいけどスイッチングするのが面倒…
除外理由の詳細は不同意書と同時に送付されるようです。
この商品こそが私が割り振る商品の中で唯一除外される商品…
今後の除外スケジュール
除外不同意手続き
除外対象の商品を保有しまたは掛け金を割り振っている場合、不同意書が送られてきます。
不同意の場合のみ返送することになります。
不同意が1/3を超えなければ、2/3以上の人が同意したとみなすことに。
期限は2023年までの5年間。
同意が成立しなかった場合、別の商品を除外対象にして再度除外不同意書を郵送してくるそうです。
マジか…

除外商品の資産はどうなるか⇒そのまま保有可能に
改正法の新解釈により除外が正式決定されるまでに購入した分はそのまま保有が可能に!
改正法が施行される前の2018年4月30日までに購入した分は、そのまま保有・運用することが可能。
しかし問題なのはそれ以降に既に購入している分やこれから購入する分。
なぜなら、除外が決定すると2018年4月30日以前に保有する数量を超える分は強制的に換金されてしまうからです。
マジか…
ターゲットイヤー型はまとめて1本換算
なお今回除外されるのは29本で残るのは38本。
まだ35本を超過しています。
そこで8/13にサポートに聞いたところ、今のところ直ぐに追加で除外することはないとのこと。
からくりはターゲットイヤー型投信にあり。
SBIアセットが運用する「セレブライフ・ストーリーシリーズ」です。
4本が残りますがその4本をまとめて1本に換算するとのこと。
これで38本から3本を引いて35本。
上限に収まりました。