ひふみ投信のレオスが大塚家具株式を大量売却~大塚家具ついに身売りか?

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大塚家具の業績が継続して悪化中

大塚家具はお家騒動で疲弊

現在の大塚家具の社長は創業者の娘。
創業者の父親と対立し、3年前にその父親を事実上追放した形になりました。
現社長と創業者間で営業方針が大きく異なったことが原因です。

どちらが主導権を握るかのプロキシファイトを経て、創業者が追い出される形となりました。
その創業者は古参幹部達と「匠大塚」を設立し、コンシェルジュがつくような従来型の営業方針を継続。
一方、大塚家具はより大衆化を目指した営業方針をとっています。

しかし、問題なのはどちらも業績が冴えないことです。
特に大塚家具は、大量に出店している店舗の家賃負担が重く販売も低調。
私も度々訪れるショッピングモールに入居する店舗では、まばらな客に対してとても大勢の従業員が目立つ始末です。

お家騒動の過程で財務が大幅悪化

追い打ちをかけるのが、プロキシファイトの過程で実施した増配です。
元々手元資金が潤沢で財務内容も良好だったものの、大量のキャッシュアウトが発生し財務内容が悪化。
折からの業績不振も相まって、手元現預金が急速に流出しています。

昨年春、店舗でたまたまその女性社長をみかけ、一般客にも愛想よく対応されている姿を見て応援したくもなりました。
しかし、何せ家具などはそうそう買うことがあるわけではないので、どうしようもありません…

ひふみ投信のレオスが大塚家具株を大量売却

大塚家具株式を一気に売却したレオス

そうした中、ひふみ投信でおなじみのレオスキャピタルが7/5に「大塚家具株式を大量に売却した」との大量保有報告書を提出しました。

大量保有報告書は、
その企業の株式を5%以上保有することになった
5%以上保有する大株主の保有比率が1%以上変動した
際に、財務局に提出する義務があります。

大量保有報告書によると、保有比率がレオスが直近提出していた5.99%から1.75%まで低下(▲4.24%)しています。
チャートを見てみると、3月から5月下旬にかけ600~700円のレンジで推移していた大塚家具の株価は、その後戻りらしい戻りも無いままじり安。
300円台半ばまで下落し、時価総額も70億円を割り込んでいます…

ここまで投げたことにも驚きますが、それ以上にレオスが大塚家具の大株主だったことにも驚きです。
以前に大量保有報告書が提出され世間には知れ渡っていたはずですが、恥ずかしながら私は知りませんでした。

ひふみ投信の販売形態

ちなみに、レオスが運用するファンド(マザーファンド)は一つです。
そしてチャネル別に設定した3つのベビーファンドを販売し、その全てが一つのマザーファンドに投資する形態をとっています。
直販のひふみ投信、金融機関が販売するひふみプラス、年金用のひふみ年金です。

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四季報や有価証券報告書に運用会社名は出ない

以前に提出された大量保有報告書で、レオスが大塚家具の大株主であることは世の中的には周知の事実です。
しかし、四季報の大塚家具大株主欄や有価証券報告書大株主欄にはレオスの名前は出てきません。

運用会社やヘッジファンドが保有する持ち分は受託信託銀行名で記載されるからです。
ETFもそうです。
そのため、新聞などで日銀が事実上筆頭株主と報道される企業の大株主欄にも日銀の名前は無く、信託銀行名で記載されます。

レオスのひふみ投信シリーズの場合、受託信託銀行は三井住友信託銀行です。
しかし、通常三井住友信託銀行の名前も出ません。
子会社である日本トラスティ・サービス信託銀行に再信託されているからです。

2017年12月末現在の筆頭株主は、前記日本トラスティ・サービス信託銀行で保有割合は8.76%。
この内の相当部分がレオス保有分だったのでしょう。
今回の売却で日本トラスティの記載順位も下がるはずです。

ちなみに、他の大株主が買い増しなどをしていない限り、実質的筆頭株主は引き続き大塚家の資産管理会社である株式会社ききょう企画です。
その保有割合は6.66%。
第二位株主は昨年末に業務提携した空きスペース運営の株式会社TKP
その保有割合は6.65%。

大塚家具には何とか踏ん張ってほしいけれど…

追記~大塚家具身売り?

8/3の一部報道で大塚家具の身売りに関する報道が出ているようです。
相手先は、昨年業務提携した前記の株式会社TKP。
第三者割当増資を引き受ける案が有力とのこと。
どうも、6月あたりから投資ファンドなども含め身売り先を探していた様子…

身売りに関しては自分達から流した話ではないと大塚家具が否定も、資本増強については検討中とし株価は急騰しています。
とはいえ株価は5月から急落していたので、昨日急騰しても時価総額も86億円程度。
買収が困難な数字ではないでしょう。

「レオスが保有株式を売却していなければ、レオス自身が損切りせずに済んだと」の意見が出るかもしれませんが、レオスが株式を売却し株価が急落したからこそ身売りを決断し株価が回復したと言えます。

さて、どうなるか…

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