GMOあおぞらネット銀行開業も新聞・ネットでの記事掲載はほぼ無しで前途は多難?

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GMOあおぞらネット銀行が開業

ネット銀行が存在感を示す

普段の生活に欠かせないのが銀行ですが、競争過多で今後淘汰が進むのが必至。
そして、ここ10年程で急速に存在感を示しているのがネット銀行でその数は既に8行。

証券系の楽天銀行・大和ネクスト銀行、流通系のセブン銀行・イオン銀行、通信系のじぶん銀行、ネット・銀行提携型の住信SBIネット銀行、メーカー系のソニー銀行。

既存のメガバンクなどと比較し高金利預金や低利での融資、ネットと融合した利便性が評価されて規模も拡大。
住信SBIネット銀行でいえば受入預金は4兆円超え、貸出金額も3兆円を超えるなど、既に上位~中堅地銀並みです。

GMOあおぞらネット銀行が開業

そうした中、7/17にGMOあおぞらネット銀行が開業しました。
名前の通り、GMOインターネットとあおぞら銀行の合弁。
出資割合はGMOが2社で14.9%、あおぞら銀行が85.1%。
同じネットと銀行の合弁である住信SBIネット銀行が、住友信託銀行とSBIで50%ずつの折半であるのと比較し、資本の面からはあおぞら銀行が殆どを握っておりあおぞら優位のようです。

設立は7/17ですが、共同でのネット銀行設立構想を明らかにしたのは2年前の2016年6月24日。
但し、構想から開業までの2年間で金融環境は大きく変わっています。
2016年1月に導入が決まったマイナス金利政策の下、銀行の経営環境は急速に悪化しています。

ちょっと寂しいのが、開業翌日7/18に日経新聞を含め読売新聞などでも、開業を紹介する記事が掲載されていないことです。
主要なネットニュースでも殆ど紹介されていないようです…

GMOあおぞらネット銀行のサービス内容

早速当該銀行のサービス内容を調べてみます。
通常の銀行サービスは当然として、目玉は証券連携と口座内に設定するバーチャル口座のようです。

証券連携

証券連携については、母体のGMOグループ傘下のGMOクリック証券との連携です。
資金をシームレスに証券と銀行で移動できるようにしています。
連携させることで、預金金利も高めに設定。
しかし、このサービスは住信SBIネット銀行や楽天銀行が既に先行実施しています。

親口座にぶら下がるバーチャル口座

バーチャル口座に関しては、住信SBIネット銀行の目的別口座とはやや違い、元になる親口座の下に複数の口座がぶら下がる形となります。
SBI住信ネット銀行の場合、親口座とは別の口座を作成する形になりますが、口座番号は付与されません。
また、他行あて振込や入出金の際は、必ず親口座を経由してすることになります(子口座は5つ迄)。

一方、GMOあおぞらネット銀行の場合です(子口座は10迄)。
名称は「つかいわけ口座」
例えば、子口座の一つをATM入出金用にする。
親口座で見れば10万円あっても、その傘下の子口座に1万円しかないと2万円を出金できなくすることが可能。
デビットカード専用の子口座を作成すれば、上記のように親口座で見れば十分に残高があっても、デビット専用口座内残高分しか使えないようにすることも可能。
使い過ぎを防止できます。

また、子口座をネットオークションの入金専用口座にする。
その口座には親口座とは別に正規の口座番号も付与される。
親口座の口座番号は落札者に知られることは無く、トラブルになってもオークション専用口座を閉鎖するだけ。

このバーチャル口座は工夫されていて面白い。

サービス内容は住信SBIネット銀行等の後追いか?

但し、上記バーチャル口座を除けば目新しいサービスは無く、既存ネット銀行の後追いの様相。
システムをGMOが内製化しコストを抑えたことで、振込手数料などは割安に設定するようです。
しかし、ネット銀行の多くは振込手数料やATM利用手数料を一定回数無料にしているのでインパクトは乏しい…

今後、いろいろなサービスを追加していく予定のようですが、相当のインパクトと使い勝手の良さを提供しなければ、先行組に追いつくことは困難な気がします。
マスメディアがニュースとして取り扱わないのも、新鮮味・インパクトが欠けているからかもしれません。

とはいえ、競争によりサービス内容・手数料水準が改善するのは大歓迎。
私はGMOクリック証券をサブ証券として利用しているので、今後のサービス拡充に期待しています。

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