東京銀座の店舗空室率上昇が気がかり

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東京銀座は高い地価・家賃でも高入居率

東京の銀座と言えば、言わずと知れた日本の商業地でもトップクラスの地価と家賃で有名です。
公示地価などが発表されると、銀座5丁目の鳩居堂前や銀座4丁目の山野楽器前からTV中継が入ったりするので見たことがある方も多いと思います。

最近は外国人観光客もとても多く、デパート・高級ブランド店・飲食店などで日本人客よりも多いんじゃないかと思うこともあります。
もちろん純粋に商売を行っているテナントもいますが家賃がべらぼうに高いため、例え銀座の店舗が赤字になってもパイロット店としての機能を持たせるケースも多いでしょう。
何せ、銀座に店を構えているといえばステータス感がありますし。

銀座の店舗で空室率が上昇中

あの銀座で空室率が上昇

しかし、気になる記事を見つけました。
5/15付日経新聞朝刊マーケット商品面に、

銀座の店舗 空室率上昇

と題し、空室率が上昇中と報じているのです。

記事によれば、2018年3月末の銀座中央部の空室率は昨年末比0.3%上昇の1.8%。
1年前との比較では1.1%の上昇。
他地域と比較すれば物凄く低水準ですが、それでも銀座としては高水準。
業績不振の高級ファッションブランドの退店が響いている様子。

そういえば、先日訪れた際に外堀通りと中央通りの間でもやや空き店舗を見た気がします。
銀座2丁目にあるユニークな外観のデビアスビルはずっと空のままですし、同じく2丁目で私が大好きな餃子で有名な銀座天龍が入居するビルの1Fも空いています…

一方で、旧プランタン銀座で現マロニエゲート銀座2の裏ではかなり広い土地にビルを建築中ですし、中央通り沿いの2丁目角でも建て替え工事が進行中など、あちこちでビルを建築中と銀座で商業用不動産を供給する動きは継続中です。

高い家賃はステータスも、負担は大変

アベノミクスと異次元金融緩和以降一等地の不動産価格は上昇を続けており、銀座6丁目にある旧松坂屋で現ギンザシックスは、オフィスフロアも含めて目ん玉が飛び出るほどの高い家賃の様です。

しかし、そういう高い家賃を負担できる企業はごく一部でしょうし、いくら銀座を訪れる訪日外国人客が増えても実際に銀座で高価な買い物をするかどうかは別です。
爆買いが以前ほど期待できない中で、果たしてこの家賃水準をキープできるかはわかりません。
つい最近目にした記事では、自治体が設置するふるさと館のような店舗が契約更改に伴う家賃上昇に耐えられなくなり、中心部から引っ越す動きもあるようです。

東京銀座は日本人だけでなく多くの訪日外国人客が知る特殊な場所なので、家賃がリーズナブル、もしくは適正ならば入居したい店子が湧いてくる場所ですし、日経の記事では高級海外ブランド品店に出店意欲があると締めています。
尤も、高級海外ブランド品店などは動きが機敏なので、退店する場合は違約金を払ってでも直ぐに出ていきます。

消費税率引き上げ、東京オリンピックと来年以降はビッグイベントが相次ぎます。
宴が終わった後に急激に需要が萎まないか心配になります。

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