近所のレンタルDVD店が閉店
先日久し振りに映画を観たいと思い、買い物ついでに近所のレンタル店に行ったところ衝撃の張り紙が!
「突然ながら閉店させていただくことになりました。」
閉店まで残り10日ほどになっており、レンタル用として提供されていた商品が大幅値引きで売られています。
そのため陳列棚は隙間だらけ。
今後閉店日が近づくに連れ更に値引率が拡大するようで、ますます商品が無くなっていくのでしょう…
現在の地に引っ越してきた際にすぐ会員となり時々利用していましたが、考えてみれば私も最近はめっきりと利用することが無くなっていました。
そもそも最新映画への関心が低くなり映画館に映画を観に行く機会も激減。
借りてくる作品も過去の旧作が多くなっています。
最近はネットを介してVODで観るようにもなり、わざわざ借りに行くことも無くなってきました。
私はアマゾンのプライム会員になっているため無料で観られる映画やドラマも多いので、よっぽど観たいと思う作品以外はお金を払ってまで観ることがなくなりました。
一方で大好きな映画は何回でも観たいのでブルーレイBOXを買ってしまいます。
スターウオーズにインディジョーンズ、古いですがエアウルフなど。
サウンドバーも設置しているのでアドベンチャーモノなどはなかなかの迫力で観ることが出来ます。

レンタルDVD店は減る一方
バブル期をピークに漸減傾向のレンタル店
私がレンタルDVD店(レンタルビデオ店)を利用し始めたのは大学生になってから。
一人暮らしを始めて時間的にも余裕ができたこと、学生目当ての安いレンタルビデオ店が近所に複数あったことからよく利用していました。
当時はVHSのテープ。
ちょっと調べてみると、レンタルDVD(ビデオ)店の店舗数がピークだったのはバブル真っ盛りの1989年。
しかしその後は漸減で昨年2017年にはほぼ3分の1まで減少したようです。
但し以前に多く営業していたような小規模店舗の数が急激に減る一方、ツタヤなどの大型店舗の割合が増えて平均店舗面積は漸増。
ツタヤでさえ店舗数が減少
それでも映画・音楽共にネット経由での利用が急激に増加していることから、そのツタヤでさえ店舗数は減少中。
2013年3月から4年間で店舗数が4%減少。
ツタヤのような大規模店舗でさえ店舗数を減らしているため、中小規模店舗の店舗数減少率は更に大きくなっていることでしょう。
ちなみにDVDやCDなどコンテンツのレンタル市場自体の縮小も急で、2007年の3,604億円から2016年には1,831億円とほぼ半減。
理由は前記ネット配信の拡大だけでなく、レンタル店を頻繁に利用する若年層の人口減少も大きく寄与していると考えられます。
音楽に関しては映画以上にネット配信シェアが急増しています。
何せアップルミュージックをはじめとして定額聞き放題のサービスが各社から提供され、その月額負担もわずか1,000円程なのですから。
私も利用しているアマゾンプライムミュージックに至ってはアマゾンプライム会員なら無料ですし。
郵送のレンタルサービスは安くて便利
実は私は数年前から郵送でDVDをやり取りするレンタルサービスを利用しています。
「ゲオ宅配レンタル」や「ぽすれん」です。
近所のレンタル店やツタヤなどにもない古い作品を観たくなった際に利用しています。
あまりにも古かったりニーズの乏しい作品は、スペース的に効率が悪いのでレンタル店は在庫として持ちません。
しかし郵送でやりとりするサービスならば倉庫などで効率的に抱えることができるため、店舗に無い作品でも借りられる作品が結構あるのです。
極端な話、たった1枚の在庫で全国をカバー可能。
映像・音楽を問わず今後もネット経由のシェアが高くなり街のレンタル屋さんの閉店も続いて行くでしょうが、郵送を使ったサービスは意外と残っていく気がします。
低コストで運営できるうえ、著作権などの関係でネット配信できない古い作品への一定のニーズが残るでしょうから。