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楽天銀行から証券会社に即時入金の際は振込限度額に注意~即日引上げは1千万円迄

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IPO抽選申込のため資金を移動

IPO市場が引き続き盛況

IPO市場が活況です。
初値が公開価格を大幅に上回る案件が常態化しており、今年に入ってからは特に初値が高騰するケースも多くなっています。

今月も何件か案件が進行中ですので、虎視眈々と当選を狙っている方も多いと思います。
私もです。
なかなか当たりませんけど…

IPO抽選申込には前金の準備が必要

IPOの抽選申込をする場合、殆どの証券会社では前金性を採用。
つまり抽選申込の際に申込株価×申込株数の資金を予め証券会社の買付可能残高に反映させる必要があるのです。
預かり金やMRFとして入金したり、SBI証券や楽天証券・大和証券ではマネースイープ機能を設定した子会社銀行に入金したり。

銘柄により抽選申込を扱う証券会社が異なるため、資金を効率よく利用しようとすると結構頻繁に資金移動をする方も多いと思います。
その際は振込手数料不要の即時決済を利用することが殆どでしょう。
こうすれば出金も入金も手数料無料でできますから。

楽天銀行では即時決済に振込限度額規制が引っ掛かる場合がある

楽天銀行では即時決済でも振込限度額規制が適用される

注意したいのは楽天銀行。
楽天銀行は楽天証券と連携させるマネーブリッジを設定すると、普通預金金利が0.10%と驚愕の水準になるため利用している方も多いと思います。

マネーブリッジ~金利が5倍になる楽天銀行と楽天証券の自動スイープ機能が進化
銀行と証券会社間の資金を自動的に移動させる自動スイープ機能は便利。中でも、楽天グループのマネーブリッジは銀行・証券の双方で最低維持金額を指定できるので、ペイオフ対策に加え、引き落とし時の残高不足発生を回避する設定も可能になり使い勝手がいい。

しかし注意点があります。
それは楽天銀行の場合は証券会社の即時決済サービスを利用して資金移動する際も、楽天銀行の振込限度額設定が適用されること。
そして問題なのが増額後限度額が1,000万円未満であれば即時で反映される一方、1,000万円以上の場合は反映が翌営業日になること。

IPO抽選申込を行うのを忘れていたり、落選して資金拘束が解かれた分の資金を別の証券会社に移動させるなどの際に振込限度額の増額を忘れていたりすると、1,000万円を超えるような多くの資金を移動させようとしてもできないケースがあり得るのです。
IPOに限らず、信用保証金の入金や現物購入代金のため資金移動する際も同様。

不正利用による被害を受けなくするためには極めて有効なのですけど…

大手証券会社も楽天銀行の即時決済を利用できると嬉しい

IPOでは野村證券や大和証券・SMBC日興証券といった対面型大手証券会社が多くの銘柄で主幹事となります。
ネット証券も平幹事になりますが株数の割り当てが少ないことが多く、場合によっては主幹事が全体の90%以上を占めることも珍しくありません。

ここで困るのが野村・大和・日興の大手3社は楽天銀行の即時決済入金に対応していないこと。
そのため資金が楽天銀行にある場合は他銀行に一旦振り込む手間が発生します。
何とか楽天銀行にも対応してくれるとありがたいのですけど…