楽天銀行から証券会社に資金移動する際は振込限度額に注意

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IPO抽選申込のため資金を移動する

IPO市場が引き続き盛況

IPO市場が活況です。
初値が公開価格を大幅に上回る案件が常態化しており、今年に入ってからは特に初値が高騰するケースも多くなっています。

例えば、REITを除いて4/10までに初値を付けた案件は全部で18件。
その内、初値が公開価格を下回ったのは僅かに2件。
一方、初値が公開価格の3倍以上になったのは5件。
その内、3/28に公開したアジャイルメディアは何と公開価格の5倍以上になりました。
抽選に当選したり割り当てを受けて初値で売却した方は、最低単位の100株だったとしても124万円超の売却益を得たことになります。
羨ましい…

今月も何件か案件が進行中ですので、虎視眈々と当選を狙っている方も多いと思います。
私もです。
なかなか当たりませんけど…

IPO抽選申込には前金の準備が必要

IPOの抽選申込をする場合、殆どの証券会社では前金性を採用しています。
つまり、抽選申込の際に申込株価×申込株数の資金を予め証券会社の買付可能残高に反映させる必要があるのです。
預かり金やMRFとして入金したり、SBI証券や楽天証券・大和証券ではマネースイープ機能を設定した子会社銀行に入金したり。

ネットで抽選申し込みができて前金制を採用していないのは、野村證券や岡三オンライン証券など数えるほど。
但し、岡三オンライン証券はいざ当選・補欠当選した際に例え当選が100株だとしても、当初申し込んだ株数が1,000株だとしたら購入申込時に1,000株分の資金を入金する必要があり注意が必要です。

銘柄により抽選申込を扱う証券会社が異なるため、資金を効率よく利用しようとすると結構頻繁に資金移動をする方も多いと思います。
その際、一旦銀行に出金した後に振込手数料不要の即時決済を利用することが殆どでしょう。
こうすれば出金も入金も手数料無料でできますから。

楽天銀行では即時決済に振込限度額規制が引っ掛かる場合がある

楽天銀行では即時決済でも振込限度額規制が適用される

注意したいのは楽天銀行です。
楽天銀行は、楽天証券と連携させるマネーブリッジを設定すると、普通預金金利が0.10%と驚愕の水準になるため利用している方も多いと思います。
その為、普段は楽天銀行に資金を滞留させて、必要な時に他証券会社に資金を移せば効率的に預金利息も得られます。

しかし、注意点があります。
それは、楽天銀行の場合はSBI証券などの証券会社の即時決済サービスを利用して資金移動する際も、楽天銀行の振込限度額設定が適用されることです。
そして問題なのが、増額後限度額が1,000万円未満であれば即時決済を利用する段になって増額変更しても即時で反映される一方、1,000万円以上の場合は反映が翌営業日になることです。

IPO抽選申込を行うのを忘れていたり、落選して資金拘束が解かれた分の資金を別の証券会社に移動させるなどの際に振込限度額の増額を忘れていたりすると、1,000万円を超えるような多くの資金を移動させようとしてもできないケースがあり得るのです。
IPOに限らず、信用保証金の入金や現物購入代金のため資金移動する際も同様です。

ネット上で取引を完結できるネット銀行を利用する際は、普段振込可能限度額を低めに設定するなどの自衛手段をとることが必須です。
しかし、高額振込を即時で出来なくするなど、わざと面倒くさくすることはセキュリティ上では効果的な一方で、本人が急いで他証券会社に資金を移動させたいときは足枷となってしまいます…
不正利用による被害を受けなくするためには極めて有効なのですけど…

大手証券会社も楽天銀行の即時決済を利用できると嬉しい

IPOでは、野村證券や大和証券・SMBC日興証券といった対面型大手証券会社が多くの銘柄で主幹事となります。
ネット証券も平幹事になりますが株数の割り当てが少ないことが多く、場合によっては主幹事が全体の90%以上を占めることも珍しくありません。
なお、最近はSBI証券が主幹事を務めることが増えてきています。

但し、ここで困るのが野村・大和・日興の大手3社は楽天銀行の即時決済入金に対応していないことです。
そのため、資金が楽天銀行にある場合は他銀行に一旦振り込む手間が発生します。
何とか楽天銀行にも対応してくれるとありがたいのですけど…

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