日経新聞によると、明治安田生命は2021年4月以降にネット契約を一部商品で開始するみたい。
じぶんの積立も対象なら契約しようかな?
生命保険料控除を活用
長年加入してきた生命保険を解約した
私は直近までガン保険と一般的な定期生命保険に加入していました。
しかし「保険とは自分が許容できるリスクと裏付けとなる資産を超える分を補うもの」との考えから保険の見直しを行い、年明け早々にがん保険を解約し3月に入ってから定期保険も解約。


生命保険料控除とは
前記二つの生命保険を解約したことに伴い、生命保険料控除を活用できなくなってしまいました。
生命保険料控除とは、支払った生命保険料の内で一定までの金額を所得控除できる制度。
サラリーマンの場合、年末調整書類を提出する際に生命保険会社から郵送される払込証明書を添付するので知っている方も多いと思います。
ちなみに契約時期により2011年末を境として、旧契約・新契約に分かれます。
旧契約では合算で遺族・介護・医療保障保険に対し最高で所得税分5万円まで、住民税分35,000円までを所得控除。
更にこれとは別枠で老後保障である年金保険に対して更に同額までを所得控除可能。
一方で新契約では遺族、介護・医療、老後でそれぞれ所得税分4万円まで・住民税分28,000円まで、合計でそれぞれ12万円・7万円までを所得控除できます(住民税分は単純合計にならず)。
旧契約・新契約の両方を契約している場合、計算が複雑になりますのでよく調べましょう。
例えば新制度でMAXである所得税12万円・住民税7万円の所得控除が可能な場合、適用される所得税率が20%・住民税率が10%なら、課税所得が圧縮されることでそれぞれ24,000円、7,000円を節税。
しかし私は前記の通り生命保険を解約してしまったので、今後この節税スキームを利用できなくなってしまいました…
明治安田生命のじぶんの積立は契約せず
じぶんの積立とは?
真っ先に思いついたのが明治安田生命が販売しているじぶんの積立。
この商品は、
①5年間毎月保険料を払い込んだ後で5年間据え置き
②契約当初から10年経過した満期日に払込金額の103%を受け取り
③災害に遭って他界した場合の給付金は払込保険料の110%
最大のミソは2点。
①中途解約しても払い込んだ同額が払い戻される
②生命保険料控除(一般枠)を利用できる
こと。
①に関して⇒普通の生命保険では中途解約すると一部を差し引かれた金額が返戻されます。
要は元本割れ。
しかしこの商品はいつ中途解約しても最低100%が返戻されるのです。
②に関して⇒前記節税効果のある生命保険料控除を活用できるのです。
既に他の生命保険に加入している場合は空き枠が無い、もしくは少ないケースもあるでしょうが私は全額使えるので。
そこで早速HPを開き資料請求。
資料に申込書が同封されていない
まだ資料が到着する前の段階で電話が来ます。
最寄の明治安田生命の営業所からでした。
するといきなり、
「面談のため自宅を訪問したい」
「ついてはアポを取りたい」
と言ってきました。
その時はトレードで忙しかったので、とりあえず請求した資料を送ってほしいと話して電話を切りました。
その後、資料が到着したので中身を確かめると申込用紙が同封されていません。
とりあえず資料に目を通したうえで再度HPを確認すると、契約の流れとして、
①資料請求
②資料確認
③面談による説明
④申込
と、あります。
どうも面談しないと申し込みが出来ないような…
しかし面談すると他の商品を勧められるでしょうし、財産状況や家庭環境等をいろいろと聞かれるのがわかっていて面倒なので避けたいところです。
電話で問い合わせの後に契約を断念
そこでHPや資料に掲載されていた電話番号に問い合わせ。
結果はやはり面談しないと契約できないとのこと。
そして予想通り「営業職員と面談のうえ、顧客に合った商品を提案します」と元気に話してきます。
自分で分析できるからコンサルティング的なサービスは不要であり、じぶんの積立を契約できればそれでいいといっても聞き入れてもらえませんした…
このじぶんの積立は保険会社としては全く儲からないというか、人件費やその他経費を勘案すれば赤字でしょう。
赤字であるのになぜ販売するかと言えば、この商品を入り口に客を引き寄せて情報を吸い上げ、生保が儲かる商品を契約するため。
こちらとしてもそれはわかっているので、面談せずにじぶんの積立だけ契約したいと思いましたがダメでした…
この商品の節税メリットを知って友人に勧め、その友人は実際に契約していたので聞いてみると「確かに面談した後でないと契約できなかった」と言っていました。
契約後の他商品への誘導も結構積極的のようで…
友人は何とか振り切ってじぶんの積立だけを契約してるそうですが…
結局契約は諦めました。
節税できるとは言え金額はそこまで大きくないですし、何より財産状況や家庭環境等を開示するのが嫌だったので。
嘘をつくわけにもいかないですし…
なかなか上手くいきません…