真鶴道路の渋滞にはまると逃げ道が無い
伊豆からの帰り道は酷い渋滞で疲れが倍増
私がお気に入りの温泉リゾート地は伊豆。
尤も車で首都圏から東伊豆方面や熱海等に行き、楽しい旅を楽しんだ後に待っているのが帰り道のキツイ渋滞。
ハイシーズンの日曜日昼過ぎともなれば伊東の手前から既に渋滞が始まり、網代・熱海中心部と続いた後にクライマックスは真鶴道路…
全線10キロ以上に渡る渋滞が発生することも珍しくなく、GWや夏休み・連休・お正月などはそれは考えただけでも恐ろしくなります…

逃げ道がない道路だからね…
しかしこの渋滞地獄を軽減するための抜け道が存在。
これを知っているのと知らないのとでは通過時間に数時間の差が生まれることも。
やや狭いですが国道として普通に車が走行するのに使われていた道なので、乗用車なら問題なく通行可能。
但し地元の方の生活道路でもあるので、くれぐれもスピードは抑えて安全に走行しましょう。
山越えルートも検討
なお伊豆方面から首都圏方面に戻るルートしては他に、
①海沿いを走行するのではなく伊豆スカイライン⇒箱根ターンパイクなど⇒小田原
②伊豆スカイライン⇒芦ノ湖方面⇒東名御殿場IC
③熱海の伊豆山や湯河原⇒湯河原パークウエイ(土砂崩れで現在通行止め中)⇒箱根ターンパイク⇒小田原
④来宮(きのみや)から十国峠⇒ターンパイク⇒小田原
などの山越えルートもあります。
どのルートも箱根を訪れた観光客が合流するので微妙ですが、真鶴道路が全線渋滞したり今回の抜け道にも渋滞が発生する場合は結構使えます。
但し上記①~④は有料道路を走行することになります。
渋滞情報を確認しながら空いていそうなルートを探すといいでしょう。
広い意味で真鶴道路は全部で3本
掲題の通り真鶴道路は実質的に3本。
①真鶴道路(真鶴ブルーライン)
現在も有料道路であり、かつては真鶴道路(新道)と呼ばれていました。
トンネルを通ることで最短距離で通過できる一方、混雑時の渋滞は激しいものとなります。
ちなみにETC利用不可…
②国道135号
かつては真鶴道路(旧道)と呼ばれ有料道路でしたが、2008年に無料化されたのと同時に国道135号と名称変更。
東海道本線よりも海側に所在し市街地を走行することになります。
③神奈川県道740号小田原湯河原線
かつては国道135号でしたが、前記真鶴道路(旧道)が国道化されたことに伴いこちらが県道化。
東海道本線よりもほぼ山側を走行することになりこの道路が抜け道になります。
抜け道マップ
走行する際のポイント
ポイントは4点。
ここでの説明は全て伊豆・熱海方面から小田原方面に走行することを前提とします。
①湯河原町に入ったら左側の車線を走行する
熱海から湯河原町に入ると片側2車線の道路を走行することとなります。
但し右側車線を走行すると、有料道路路で逃げ道が全くない真鶴道路(真鶴ブルーライン)に吸い込まれることに。
混んでいると左側車線に車線変更できなくなることが多いのです。
最初から左車線を走行し国道135号線に入ります。
②県道小田原湯河原線に入る
真鶴道路(ブルーライン)と国道135号線は暫く並行して走行。
ここから最初で最大の重要な分岐点!
この2つの道路が分かれた後に坂を上りながら左カーブを道なりに進むと、信号の手前左手に4階建てマンションがあります。
この信号機のある交差点を左折するのです。
左折することで県道小田原湯河原線(740号)に入ります。
左折前の135号線道路上の青い大きな道路看板には、左折すると根府川駅方面(県道740)で案内されています。

ここで左折できればほぼ90%は成功!
このタイミングを逃すと残されたチャンスはあと一回のみ。
先ほどの信号を通り過ぎた場合は二つ先の信号の交差点を左折⇒直ぐの東海道本線高架をくぐって北側に抜ける⇒突き当りを右折するのみ。
右折することで県道740(当初の抜け道)を走ることになります。

交差点を道なりに本来の右方向ではなく直進する感じかな?
このポイントを過ぎると、Uターン(渋滞時は危険なのでほぼ無理)以外は渋滞に突っ込むしかありません…
ホントは先にもう数か所県道に入る道もあるのですが、渋滞時には恐らくその地点に到達する前に渋滞にはまっていることでしょう(右手前への急カーブの途中など)。
③根府川で合流しない
延々と細い山道の県道740号線を走行し根府川駅を過ぎ、抜け道も残り僅かとなると国道135号線と合流するポイントがあります(信号機あり)。
しかしここでは合流せずそのまま斜め左に進み、再度細い抜け道を進みます。
このポイントでは既に真鶴道路と国道135号線が合流済みで交通量がかなり多くなっているため合流は先延ばし。
④正寿院の先も合流しない
③の根府川の交差点を過ぎ1.5キロほどで右手に正寿院というお寺が見えます。
その先100メートルちょっとのところで道は二手に分かれ、右に行くと合流になります。
しかしここでも合流せず。
できるだけ本線を走行しないことが渋滞にはまらないコツ。
ここから1キロほど細い道を走行し、石橋のすぐ手前で遂に本線に合流です。
お疲れさまでした。
最後に
今回の抜け道は一部道幅がやや狭い区間があり、且つクネクネの山道になります。
くれぐれもスピードは控えめにして安全運転を心がけてください。
現地の生活道路でもあります。
楽しいドライブとなることを願っています。
この抜け道沿いには柑橘系果物を売っているお店がたくさんあります。
気になった方はぜひ覗いてみてください。