非課税期間が年内いっぱいなのでNISA口座のタイ株ETFを徐々に売却

thai

従来型NISAでタイ株ETFを購入

松井証券でNISAを開設

ご存知の通り、従来型NISAは本来20%(復興税率を含めれば20.315%)の税金が課される株式・投信等の譲渡益・受取配当金が非課税になる制度です。
軽減税率適用が終了し、本則の20%に引き上げられた2014年1月に導入されました。

私は、松井証券でNISA口座を開設しました。
当初からNISA口座での売買手数料が無料でしたし、現物株かETFでの利用を想定していたので投信を扱っていなくても問題は無いと考えたからです。

タイ株ETFを購入

2014年は、ソチオリンピックを前にロシアによるウクライナ侵攻などで株価が調整しており、押した局面でいくらか個別株を購入、残った枠でタイ株のETFも購入しました。

タイ株を購入した理由は、
国王の権威が保たれ政治的に安定している。
インフラが整備されているため古くから日本企業の進出が盛んで、東南アジアから域内・域外へ輸出する際の生産拠点としての役割を担っている。
からです。

購入後は順調に株価も上昇し、ETF価格も2014年の年末には年始から4割以上も上昇しました。
しかし、2015年に入ると相場は天井を打ち、ギリシャの混乱やチャイナショックを受け1年かけて得た上昇を半年で吐き出します。
その後も戻りは鈍く2016年は2015年初めの水準で低位安定。
但し、私はタイのポテンシャルを勘案し先行きには結構強気だったので、NISAの空き枠を使いコツコツとタイ株ETFを買い増していました。

2016年秋、タイ国民による信頼の厚かったプミポン国王崩御とその後の消費自粛などで経済には下押し圧力がかかったものの、世界的な景気回復・株価上昇の流れに乗り株価がじり高傾向を辿り、今年に入り2015年初につけた高値を上抜いてきました。

今年に入り、タイ株ETFを徐々に売却

松井証券のNISAをロールオーバーできない

しかし、今年に入りあることに気付きます。
2014年にNISA口座で購入した分は、そのまま保有すると年末の時価で特定口座にぶち込まれることを。

ご存知の通り、従来型NISAは購入後5年間売却益・受取配当が非課税となりますが、購入した年を含む暦年ベースで5年を経過すると最終年の年末の時価で特定口座にぶち込まれるのです。
非課税措置が終了する際に引き続き従来型NISA口座を開設しているならばロールオーバーが可能ですが、私はSBI証券にNISA口座を移してしまったのでロールオーバーできません…

このまま売却せずに保有し年末の時価で特定口座にぶち込まれるのを待つか、今年中に売ってしまうか。

今年中に一旦売り切ることに決定

結論としては、一旦売ってしまうことにしました。
理由は、もし株価が持ち値を下回ってしまったら売却損が出るのに課税されるからです。

具体例で説明します。
NISAでの持ち値が1万円とします。
特定口座にぶち込まれる際の時価が5,000円に値下がりしていると、特定口座での持ち値は5,000円になります。

その後値上がりし7,000円で売却します。
1万円で買って7,000円で売ったので差引3,000円の損ですが、特定口座上では5,000円の持ち値のETFを7,000円で売ったことになるので、2,000円の儲けとされます。
そして、その2,000円に対し20.315%の税金が課されます。
本来損しているのに、売却益があったとして課税されてしまうのです。

幸いにして安い時に購入しているので持ち値は随分と低い位置にあり、少しくらい値下がりしてもそう簡単に本来の持ち値を下回ることはないのですが、政治的イベントや世界的な株価調整などで突発的に急落するなど何が起こるかわかりません。
そこで、一旦売却し再度押すことがあれば特定口座で買うことにしました。

全部売り切らないうちに世界的な株価調整

売ることを決めてからは、毎日少しずつ機械的に売り始めました。
1年かけて売ってもいいのですが、レンジを上抜けたとはいえ株価の上昇ピッチが速すぎると感じ、2月末までに売り切ろうと計画します。
そうして、機械的な売り注文に加えて念のためやや離れた価格水準にも売り指値を置いたところどんどん食われてしまい、想定以上に速いペースで売却が進んだことから1月末の段階で8割方売却が完了です。

しかし、その後何が発生したか?
そうです、世界的な株価の急落です。

世界的に株価は1月第4週にピークを付けた後、米雇用統計とその後の長期金利上昇をきっかけに大きく調整。
もちろん、タイ株も調整し私が保有するタイ株ETFも下げ足を早めました。

それでも全体の9割方は売却が完了です。
本来は2月中に売り切ってしまう予定でしたが、1月の高いところで結構売ったので、今後は様子見を見ながら少しずつ売っていく予定です。

また、今回のタイ株ETFに限らず今後は従来型NISAで購入し益の乗った銘柄への利食い売りが、毎年年末にかけて株価の上値を抑える要因になるのかもしれません。
外貨MMFへの売却益非課税制度が廃止される前に駆け込みで売りが膨らみ、ドル円などの外貨が伸び悩んだ2015年末のように。

なお、私の場合は従来型NISAを他社に移したためロールオーバーできなくなりましたが、同じ証券会社内でつみたてNISAを開設した場合もロールオーバーできませんのでご注意ください。

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