維持費が安い軽自動車への乗り換えを検討したけど新車価格大幅上昇がネック

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維持費の安さで軽自動車が大人気

中古になっても値落ち率が小さい軽自動車

移動の手段として、また乗ること自体・所有すること自体を趣味として、現代社会では自動車は生活に欠かせません。
私も、現在トヨタのプリウスを保有しています。

但し、維持にはとてもお金がかかります。
車両購入費は当然として、ガソリン代・高速道路料金、駐車場を所有していなければ毎月の駐車場代。
毎年春には自動車税、車検が初回は3年で以後2年毎に整備費用・重量税・自賠責保険、更には任意保険と考えるだけでため息が出ます…

そうした中、小型・普通自動車と比較し相対的に維持費が安い軽自動車が人気です。
3/9付日経新聞朝刊マーケット商品面に、

中古軽自動車
小型車より値落ち少なく

と題し、中古軽自動車価格の値落ち率が中古小型車・普通車の値落ち率よりも小さいとの記事が掲載されています。

そういえば先日郊外の幹線道路を走行した際、中古車屋さんに並ぶ車が全て軽自動車だったり、そもそも中古軽自動車専門店が営業している光景も目にしました。
大人気ですね。

国内では3台に1台は軽自動車

人気があるのは日頃のニュースなどで知っていましたが、どれほど人気なのかまずは新車の販売動向から調べてみました。
下記の表は昨年1年間の国内車種別販売台数上位一覧。
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国内年間販売台数上位車種の内で軽自動車が6車種を占め、販売台数も大きく伸ばしています。
全ての車種を合算した乗用車でいいますと、2017年の1年間で普通・小型自動車の新車販売台数は294万台、一方で軽自動車の新車販売台数は144万台と軽自動車は全体の約33%、つまり3台に1台は軽自動車。
こんなに軽自動車のシェアが高いとは知りませんでした。

これだけ軽自動車が人気なのは、
前記の通り、維持費が安い
小回りがきき運転しやすい
車両価格が安い
ということでしょう。

都心部では小回りが利くことが重宝され、郊外では車がないと生活が極端に不便になるため一人一台体制も珍しくなく維持費の安さが効いてきます。
また、女性は大きな車の運転が苦手な方も多く、その点でも都心・郊外を問わずに人気です。
人気があれば値落ち率が低くなるのも当然です。

軽自動車の魅力

維持費の違いが大きい

それでは、実際の維持費にどれほど違いがあるかみてみましょう。
小型自動車の中でも軽自動車と競合しやすく人気のあるトヨタのアクアで比較してみます。

hikaku任意保険は某インターネット損保の標準的な内容で試算しました(車両保険は無し)。
こうしてみると、これだけの項目ながら負担する維持費には倍の違いがあります。

大きな違いを生んだ項目は自動車税(軽自動車税)と重量税。
軽自動車優遇措置是正の一環で差はやや縮まってきていますが、依然として大きいことがわかります。

なお、この他にも高速道路の通行料金も軽自動車は優遇されていますし、自動車のサイズ自体が小さいため車検の整備費用や交換用のタイヤ代、消耗品代なども安く上げることが可能。
また上記表には含んでいませんが、車両保険をつけるとその差は更に拡大します。

ちなみに、小型車・普通車の自動車税額は排気量により変わりますが、軽自動車税は一律です。
同様に重量税や任意保険料も小型・普通自動車は車種によって変わるのに対し、軽自動車は車種に関係なく一律です。

これだけ違いがあれば、自動車に費用をかけたくない人、郊外で1世帯当たり何台も所有しなくてはならない人が軽自動車を選択するのも頷けます。

装備なども充実

最近の軽自動車は安全装備を中心に装備の充実も目立ちます。
私の先代プリウスにはついていませんが、軽自動車でも今や自動ブレーキの装備は当たり前。
加えて、軽自動車にはN-BOXやムーブ・タントなどトール型のモデルが多く、上方を中心に室内空間も広く開放感があります。
先日、愛車プリウスのリコール対応の際に代車で用意された軽自動車に乗った時も、その室内空間の広さに驚きました。

軽自動車に乗り換えるか?

維持費の違いなどを調べたうえでの結論です。

目先は乗り換えない

目先は乗り換えません。

理由は、
長距離移動が辛い
どうしても乗り心地に違いがある
プリウスが故障も無く動く
です。

私は年に数回実家に帰省する際に結構な距離を車で移動しますが、やはり軽自動車では辛いものがあります。
それは、エンジンパワーであったり乗り心地・運転のしやすさであったり。
軽自動車は排気量が660CCに制限され、車体サイズにも制限があるのでどうしようもないのですけど。
また、腰痛持ちのために軽自動車のカーブ時のロールの大きさや突き上げ感には辛いものがあります。

やや先には乗り換えも検討

しかし、改めて維持費の違いを比較すると心が動きます。
心が動くと、他にもいろいろな考えが浮かびます。

理由は、
家族が運転したがる
長距離移動にはレンタカーを使えばいい
です。

に関して、愛車のプリウスは大きいわけではありませんが、それでも軽自動車よりも大分サイズがアップします。
家族も軽なら運転できるとアピールする時があります。

に関して、軽自動車は長距離移動にはやや辛いものの、近所への買い物などの短距離移動なら問題ありません。
長距離移動する際は、レンタカーを借りてしまえば問題は解決。
1泊2日でも2万円を下回りますし、年に数回借りても10万円もかかりません。

但し、現在はまだ愛車プリウスが目立った故障もなく元気に走ってくれているので、プリウスが壊れないうちは軽自動車への買い替えはしません。
それでも、次回買い替えタイミングで軽自動車に乗り換えて、長距離を走る時だけレンタカーを借りるパターンが有力な選択肢になります。

前記維持費比較では年間5万円程の差なのでレンタカーを借りて年間10万円を支出すると逆転してしまいますが、そもそも車両価格に大きな違いがあります。
トータルで見れば軽自動車にした方が安上がりです。

問題は安全性と車両価格の上昇

但し、問題があります。

安全性

一つ目は安全性です。
車両サイズに厳しい制限のある軽自動車では、どうしても衝突安全性が小型・普通自動車と比較して劣ります。
衝撃を吸収するスペースが絶対的に小さいからです。
また、エンジンの下に足を突っ込む形になるので、正面からの衝突時に足がエンジンの下に入り込む形になってしまいます。

尤も、スピードが上がれば衝突時の衝撃は大きくなり危険度も増しますが、高速道路を走行する際にレンタカーを使えば、衝撃の大きい事故に巻き込まれる確率をある程度下げることはできます。
結局は、お金の使い方など自分次第ということですね。

軽自動車の価格上昇

そして、最大の問題は軽自動車の車両価格。
軽自動車に乗り換えて長距離走行でレンタカーを利用する前提は、軽自動車の価格が安いこと。
しかし、安全装備を充実させるなどの結果、車両価格が大きく上昇しているのです。

販売台数トップのホンダN-BOXのHPを見て驚きました。
主なタイプのグレードGで税込138万円。
ターボモデルに至っては何と税込194万円です。

イメージ的に100万円程と思っていました…

ちなみに、維持費コーナーで比較したトヨタのアクアの場合、売れ筋グレードSは税込188万円。
また、ハイブリッドではありませんが、アクアと同じBセグの日産ノートの売れ筋グレードXは税込150万円。
N-BOXと同じホンダのフィットに至っては、軽自動車ではなく小型車なのに主なタイプの13G・FでN-BOXとほぼ同等の税込142万円。

こうなると、維持費の優位性が霞んでしまいます。
私の場合、軽自動車に乗り換えるならもっと廉価グレードにしなければ意味が無いような…