新聞の人事異動欄で知り合いを見つけると、嬉しいと同時に羨ましくもある

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新聞には人事異動欄がある

新聞には大手企業の人事異動の内容が掲載されます。
読売新聞などの一般紙には役員以上が掲載され、日経新聞では更に部長級までが掲載されます。
銀行や証券会社では支店長も掲載されますので、人事異動の多い期末期初や株主総会前後には一面が人事異動情報で埋め尽くされることもあります。
ちなみに、ニッキンHPの人事異動情報には地銀等地域金融機関の場合、次長・副支店長級まで掲載されることもあります。

社会人になりたての頃は、自分が勤務する支店の支店長以外の部長・支店長以上のひとたちなど全く知りませんし、ましてや役員なども知りませんでした。
当時はネット環境さえ満足になく、HPに役員一覧を掲載する企業もありませんでしたし(パンフレットはあったけど見なかった)。
そのため人事異動欄は自分が担当する取引先以外は全く見ませんでした。

しかし、数年勤務すると自分の上司だったひとが別の部店長や役員に就任するようになり、知っている名前が新聞に掲載される人事異動情報にポツポツと掲載され始めるようになります。

嬉しくもあり、羨ましくもある

銀行の支店長に就くのは早くて40代前半

通常、銀行で支店長になるのは早くても40代になってからです。
抜擢、話題作りなどで30代の内に支店長に就くケースもありますがレアケースです。

元来、支店長に就くには社内資格がある程度まで到達しなければならないことに加え、銀行員は取引先の実権者とやりとりをするために、余りにも年齢が若いとなかなか信頼してもらえないという事情もあります。
企業の命運を左右するお金を取り扱うので、若造が信頼されるにはかなりの魅力が必要です。
なにしろ銀行員が相手をする経営者は、人生経験が豊富で酸いも甘いもかぎ分ける人たちばかりですから。

最近はバブル入社組が大量にいる中で、上が詰まっているために社内資格は基準に到達しても支店長になかなか就けない状況になりました。
加えて、特にメガバンクでは統合を繰り返した結果社員の数は増えたのに、支店は統廃合され支店長ポスト自体が減ってしまったのです。

私に近い年齢の人たちも人事異動欄に掲載され始める

尤も、最近になり元の職場で同期だった仲間が支店長に就任するのを新聞の人事異動欄でちょくちょく目にするようになりました。
やや上の世代では本部の部長職に就く人もいます。
50代に突入する世代では役員にも就き始めます。

そういった様子を目にすると、
「ああ、○○さん、○○君良かったなー。順調に出世しているよ。」
と嬉しく思うのと同時に、
「あのまま転職せずに務めていたら、私はどうなったのか?彼らと同じように出世できていただろうか?」
とも思うようになりました。

銀行員の出世あれこれ

銀行や証券会社をはじめとして、金融業界は特に同期入社の仲間が多いため早くから選抜が始まります。
私が勤務していた当時、30代になる頃に全体の3割ほどが第一次選抜組でいわゆる役付きとなりました。

その後も競争は続き、30代後半で非組合員の管理職に最速で就くのは全体の僅か1割ほどの狭き門でした。
もちろん、最速ではなくても役付きや管理職にはなれますしそこから支店長などになるケースもありますが、今度は下の世代の最速組たちとの競争になるため、会社員である限りは一生競争の中に身を置くことになります。

私がそのまま勤務を続けてこういった競争を勝ち抜けたかどうかはわかりません。
人事異動欄に名前が掲載されるということは、そういった競争を勝ち抜いた一部の人たちと言うことであり、やはり正直羨ましいと感じます。
それでも、私は現在会社員を辞めて専業投資家として生活しているので、まだ会社に残っている人たちよりは冷静に見ていると思います。

競争が激しいことは重々承知の上で、とにかく多くの知り合いがこれからも新聞の人事異動欄に掲載されるといいなと思います。

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