メガバンクから外貨定期預金の優遇案内が来るが、不利な税制がネック

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三菱東京UFJ銀行から外貨定期預金優遇案内

先日、三菱東京UFJ銀行からセールスのメールが来ました。
外貨定期預金の優遇案内です。

内容は、
通貨 米ドルもしくは豪ドル
期間 1か月
金利 年率6%
最低預入金額 10万円相当額
預入時為替手数料 米ドル15銭、豪ドル25銭
申込期限 3/30(金)23:59まで
です。

ちなみに、円貨からの振替のみが為替優遇対象で、外貨定期預金満期などに伴う外貨から円貨への両替手数料は通常扱い(米ドル25銭、豪ドル50銭)です。

外貨投資のメリット・デメリット

外貨投資のメリット

円預金と比較した外貨投資のメリットは、高利回りや高収益を狙えることです。
円安に振れれば為替差益を得られます。

外貨投資のデメリット

ずばり為替差損を被る可能性でしょう。
日本は経常収支黒字国、且つ日本円は調達通貨として利用されるため、リスクオフ地合いになると最強通貨になるケースが多くなります。

外貨預金と外貨MMF、FXを比較する

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上記のマトリクスは、金利系外貨投資をする際の商品別優劣比較になります。

外貨預金

外貨預金の最大のメリットは、少額から投資ができる点。
また、銀行によっては外貨預金を保有していると、額にもよりますがATM利用手数料が一定回数無料になる特典などを付与されることがあります。
更に、外貨預金作成為替がリアルタイムとなる金融機関も多くなっています。

一方、最大のデメリットは為替差損益の取り扱いです。
為替差益を得た場合、年収2,000万円以下、且つ他の雑所得と併せて20万円以下の人を除き確定申告をする必要があります。
仮想通貨・アフィリエイトほかの副業などがあれば、20万円を超えてしまう方も多いかな?
しかも、雑所得の総合課税になるので高税率になる可能性が高くなります。

為替差損が発生した場合でも、損益通算は雑所得内に限られます。
しかも、翌年に繰り越せません…

更には、外貨定期預金にした場合に原則中途解約はできず、それでも中途解約する際は普通預金金利が適用されるケースが多くなります。

外貨MMF

こちらも、少額から投資が可能、且つネット証券などでは為替スプレッドも狭めとなっています。
そして、最大のメリットが金利相当分収益・為替差損益を現物株式や債券の売買損益・受取配当金などと損益通算できることです。
特定口座を活用可能。
しかも、単年度で損失が出ても3年間繰越が可能です。

また、一般的に外貨預金と比較し利回りが高めなことに加え、外貨MMFを作成する最低額も10米ドル相当の金融機関が殆どと手軽に投資が可能、且つ外債や外国株を買う際の代わり金になる証券会社も多く、使い勝手がいいのも嬉しい限りです。

FX

メリットとして、まずは税制です。
申告分離課税になり、株式先物や商品先物などと損益通算が可能、且つ損失が出ても3年間繰越が可能です。
そして、為替スプレッドが極狭です。
米ドルの場合で通常1銭もありません。

更には、利回りに換算したスワップポイントも、一般的に外貨預金よりも高くなります。
また、低倍率でレバレッジを効かせれば、資金効率を上げたうえでロスカットを食らう危険性もある程度下げることが可能です。

一方、最低取引額が1,000通貨の取り扱い業者が多く、現状米ドルの場合で10万円相当額程からとややハードルが上がります。
また、損益通算が可能とはいえ、申告分離課税は確定申告を行わなくてはなりません。

外貨定期預金は作成せず

結論として、今回のキャンペーン外貨定期預金は作成しません。
何より税制が圧倒的に不利ですから。
キャンペーンで年利6%ですが、たったの期間1か月ですし…

作成後に円高が進行し為替差損を抱えた場合の対応は二つ。
円転し損切りする。
しかし、雑所得になるネット関連収益などと損益通算しきれない分は翌年に繰越できず…
外貨定期預金を再作成するか外貨普通預金にぶち込んで、為替差損が消えるのをじっと待つ…
どちらも嫌なので、外貨定期預金は作成しません。

私は作成しませんが、前記の通り銀行によっては外貨(定期)預金を持っていると、ATM利用手数料が複数回無料になるなどの特典を貰える場合があるので、そういった銀行を利用している場合は最低単位だけ作成するのもありかもしれません。
1回時間外でATMを使えばペイするかも。

損得をちゃんと見極めて賢く利用しましょう!

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