仮想通貨をクレジットカードで買うのはやっぱり駄目でしょう

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手持ち資金ゼロで投資をするという行為

投資は余裕資金で行いましょう

「投資は余裕資金で」などとよく言われますが、生活資金を投資につぎ込んだ後に損をし、普段の生活に支障が出ては生活が破綻しますから至極当然のことです。
このことは、投資だけではなくギャンブルにも当てはまりますし、広い意味では分不相応な趣味や飲食などにつぎ込むことも同じです。
ギャンブルや趣味を楽しむのはいいですが、日々の生活を維持できなければ意味がありませんし…

少額でもいいので、まずは種銭を作ることが重要です!

クレカで仮想通貨を買う手法が相次ぎ停止された

今年に入り海外で先行していた事態として、クレジットカードを利用して仮想通貨を購入する手法を塞ぐ動きがみられました。
そもそもクレカで投資商品を購入出来ていたこと自体に驚きましたが、昨年12月にかけて急騰した仮想通貨相場が暴落した影響かもしれません。

そうした中、海外に遅れて日本国内でもクレカを利用した仮想通貨の購入を停止する動きが出てきました。
3/9付日経新聞朝刊金融経済面によれば、

カードで仮想通貨購入停止
ビットフライヤーも

と題し、国内最大手の仮想通貨取扱業者のビットフライヤーがクレカでの仮想通貨購入を9日から停止すると報じています。
日経新聞の記事によれば、同業のテックビューロも2/9から停止しているとのこと。
ちなみに、ビットフライヤーでは使えるクレカが国内発行のVISA・MASTERに限定されており、そもそもJCBは使えなかったようです(JCBは審査の上で拒否したのかもしれません)。

クレカでの購入は無謀な投機では?

クレカでの購入は自己資金がゼロの投機

全額を自己資金で賄わないで投資する手法としては、FXや株式の信用取引、株式先物・オプションなどがありますが、こういった取引を行うためには予め証拠金を拠出しなければばなりません。
そのうえで、証拠金の○○倍までとか1枚当たりの証拠金はいくらという制約の下で取引を行います。
相場が逆に動き損失を抱えても、拠出した証拠金でカバーされます。
尤も、大きくギャップを開けた場合は、東日本大震災発生時のように証拠金以上に損失が膨らみ借金を抱えるケースもありますが…

しかし、クレカで仮想通貨を購入した場合は100%借金であり、相場が逆に動いた場合のバッファーはありません。
相場の損失が全額持ち出しになります。

また、クレカ決済で仮想通貨を購入する場合は、通常の価格ではなくクレカ専用割高価格になっているようです。
仮想通貨業者がカード会社に支払う手数料を上乗せした。
更には、クレカで購入した仮想通貨は一定期間売ったり引き出したりすることもできないようです(建前上、クレカ空き枠の現金化阻止?)。
これでは、買ったとたんに相場が急落しても損失が拡大するのを指を咥えてみているだけです。

クレカで仮想通貨を購入する理由とは?

ここまで条件が悪いのですから、賢明な投資家はクレカで仮想通貨を買うメリットを見出せません。
それでも、ビットフライヤーでは全体の0.5%もの取引がクレカ決済だったとのこと。
こういった取引を行った人は恐らく3つの理由からでしょう。

一つ目はクレカ空き枠の現金化です。
一定期間は売却できずとも、禁止期間を過ぎれば売却し現金で引き出すことが出来ます。
しかし、当然ながらクレカの支払いまでにはクレカ決済資金を用意しなくてはなりません。
もしかしたら、リボを使っているのかもしれませんが…

もう一つは、つなぎ資金代わりです。
相場が上がると考えているが手持ちが無い、しかしあと数日すると給料が入るなどのアテがあるケースでしょうか?
しかし、手持ちが無い時点で既に自転車操業ですけど…

最期の一つは一発逆転狙いでしょうか…

クレカ決済を許容するのは顧客利便性のためではない

仮想通貨の取引業者がクレカ決済を許容してきたのは、顧客に利便性を提供するためではありません。
業者自体が儲けるためです。

顧客がクレカの支払いに窮しても、業者はカード会社から既に資金を得ているために無傷です。
しかも、恐らくはカード手数料以上に仮想通貨の取引価格にマージンを乗せているはずです。

仮想通貨を取引している時点で他の金融商品よりも投機性が高いのですから、既存の金融商品以上に損益が急激にぶれる可能性を考慮しましょう。
通常、リスクは儲けも損も想定します。
正規分布グラフのように。
しかし、こういった新商品については損と儲けの発生確率自体は正規分布のようになるかもしれないものの、儲けと損の程度はどうなるかわかりません。

くれぐれも、リスク管理をおろそかにして生活資金までつぎ込むことの無いようにしましょう。
生活が破綻してしまうのは切ないです。

追記

米で大手銀行のJPモルガンチェースを訴えた人がいるようです。
JPモルガンチェースが発行したクレカを利用して仮想通貨を購入したものの、「その時の手数料が高過ぎ」と今になって訴えているというのです。
恐らく値下がりして損したのでしょうね。
逆切れです。

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