銀行員はお金に困っていないかクレカ利用明細まで上司にチェックされていた

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銀行員に絶対必要なのはお金をモノとみる感覚

お金は社会の血液であり、且つ多くのことを解決できる手段です。
そのためお金を巡って犯罪も多数発生します。

銀行員は常にお金に接している

そうしたお金を取り扱う職業の一つが銀行員です。
現金に触れる機会が多く数え間違えが許されないため、お金を数える技能は入社時に必ず習得しなければなりません。
札勘(さつかん)といいます。
縦勘(たてかん)・横勘(よこかん)があり、TVで見ることもある扇のように広げて数えるのは横勘です。

取引先に集金に行き現金を数えたうえで金額を記載した預かり証を発行。
銀行に戻ってから機械で数えて足りないと判明しても「やっぱり少なかったのでもう1,000円ください」とは言えません。
そのため「現金その場限り」といわれます。

お金をモノとしてみる

銀行員は常に現金と接しているため、札勘以上に必要なことがあります(普段現金を目にしない本部行員にも絶対に必要なことです)。
それは、「お金をモノとしてみる感覚」です。
逆に言うと、モノ(商品)として見られない人間は銀行員失格です。
正社員だけでなくパートさんも同じです。
お金をお金としてみてしまう銀行員・従業員は、横領などの犯罪に手を染める可能性が高いからです。

尤も、不思議なことに現金があまりにも身近にあるため、入社するとすぐにモノとしか見られなくなります。
100万円の小束(こたば)、1,000万円の大束(おおたば)、1億円のパックなどもモノです。

支店の上司にクレカの利用明細・預金口座の動きをチェックされていた

クレジットカード利用明細をチェックされて驚く

私が入社したのは1990年代です。
そして、入社してすぐに先輩の実績作りのためクレカとカードローンを作らされました。
流石にカードローンは借金であるとの認識を持っていたので、郵送されてきた際すぐにカードにハサミを入れ使えないように。
尤も、クレカは買い物に便利なのでそこそこ使っていました。

しかし、利用を始めて暫くした頃に支店内の先輩が上司に注意されているのを目にしました。
その先輩がクレカを使いかなりの買い物をしていたことを、人事担当の上司が注意していたのです。

実は、子会社からクレカの利用明細が支店の人事担当上司に伝わっていたのです。
いつ・どこで・何に使ったかが全て把握されていました。
そして、当然ながら給与振込口座は勤務先の口座なので、預金口座の動きもチェックされていました。

銀行としては、お金に困れば横領などの不正に手を染める可能性がありますし、その兆候を掴むことが大事なのでチェックしていたのでしょう。
しかし、今思えばプライバシーの侵害もいいところです。
流石に現在ではクレカの利用明細までチェックすることはないでしょうが、預金口座の動きはみられているかも知れません。
銀行内の端末で簡単にチェックできますから。

他社クレカを利用して対策をとる

しかし、私は上司とはいえ他人に財布の中身を見られていることに耐えられず、他社のクレカを作成・利用するようにして勤務先グループのクレカは一切使わなくなりました。
預金口座に関しても貯蓄専用口座に残す金額はそのままにし、それ以外の生活資金は給料が振り込まれた後に全額引き出して他行口座に移していました。

今は現金としか見えないだろう

私が支店に勤務したのは最初の数年だけだったので、多額の現金を見る機会はもう20年以上ありません。
それに、もう銀行員ではないのでそういった多額の現金を目の前にしたら、おそらくはお金として見えると思います。

そういえば、銀行員時代の休日に比較的大きな買い物をする際、数十万円の現金を持って歩くのが怖いと感じた一方、勤務時間中に数百万円を集金しても特に何とも思わなかったのは不思議です。
ちゃんと、気持ちの中でオン・オフの切り替えができていたのでしょう。
襲われたら危ないので、ホントは警戒しなくちゃならなかったのですけど…

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