エアペイは運用費用ゼロ円、導入費用・決済手数料安価、iOS利用の事業主向クレカ決済手段

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消費者はクレカ決済しないと損をしている事実

私達が街で買い物をしたり食事をする際の決済手段としては、現金・電子マネー・クレジットカードなどと様々な方法があります。
但し、現金で決済してもお得なことはほぼない一方、クレカで決済すれば通常0.5%相当以上のポイントが付与されますし、電子マネーでもチャージ時や決済時にポイントが付与されることがあります。
例えば10,000円の買い物をしたら、付与されるポイントは50円以上になります。

では、この付与されるポイント分を誰が負担しているのかと言えば、表面的には小売りなどの店舗です。
しかし、実際は商品の価格やサービス料金に転嫁されていますから、クレカ決済では還元されるポイント分を差し引いた価格が本来の価格です、
また、現金で決済した場合もクレカ決済と同じ販売価格なので、差し引くポイント分がないだけ割高な価格を支払わされていることになります。

クレカ手数料は店舗にとって大きな負担

決済インフラを借りている以上、店舗はカード発行会社に決済金額の内の一定比率を手数料として支払っています。

ちなみに、その水準は国際カードブランド・企業の業種・企業の信用度などによって変わるようです。
なぜなら、国際カードブランド利用料(運営方針)が違うことに加え、カード会社はクレカ利用者に対し与信しているのと同時に、店舗にも与信しているからです。

例えば不良品を販売しクレカ利用者がキャンセルした際、既にカード会社が店舗に代金を支払っている場合は店舗から返金を受けることになりますが、できない場合は貸倒となっていまうからです。
そのため、銀行が企業の信用度によって金利に差をつけるのと同様に、クレカ手数料率にも差をつけるのです。

なお、実際の水準はトップシークレットでありうかがい知ることはできませんが、噂によれば飲食業で5%前後、一般の小売店で4%前後、大規模小売店で2%程度などと言われています。
飲食店の食材費や小売店の仕入れ代金を5%減らすのは大変なことですが、ほぼそれと同等のクレカ決済手数料を常に支払っていることになり、現金取り扱いリスクが減るとはいえ、販売価格に転嫁しにくい中で店舗には大きな負担であると想像できます。

店舗が負担する手数料率一覧が新聞一面広告に掲載

低コストのエアペイ

通常、店舗にはカード発行会社が設置する決済端末があり決済の際に利用します。
もちろん費用は店舗持ちです。
決済端末を設置したカード会社が川上から川下まで支配するのです。

しかし、中には決済を専門に行いカード会社に取り次ぐ企業もあります。
それが、リクルートグループのリクルートライフスタイルが提供する「エアペイ」と呼ばれるサービスです。
月額手数料に加え、代金の振込手数料も無料です。

そして、そのエアペイが3/26付日経新聞に手数料率一覧をカードブランド毎決済サービス毎にして新聞一面広告に掲載しました。

VISA・MASTER・アメックスが一律3.24%。
JCB・ダイナース・DISCOVERが一律3.74%。
Suicaなどの交通系電子マネーが一律3.24%。
アップルペイ・iD・クイックペイが一律3.74%です。

大規模で信用力のある店舗の手数料にはかないませんが、小規模な小売店や飲食店ではこの手数料率は魅力的でしょう。
加えて、3/末までのキャンペーンではありますが、bluetooth接続のカードリーダー端末が無料です。

ちなみに、こうしてみるとJCBは手数料が高いですね。
私のお気に入りのスーパーであるロピアではVISAとMASTERしか使えないのも、ここに理由があるのかも…

iOSのアプリを使い低コストを実現

面白いのが、このエアペイを利用したクレカ決済が、専用のカードリーダーをbluetoothで繋げたiPadかiphoneを利用するという仕組みであることです。
iOSのアプリ上で決済するのです。
ランニングコストは前記の通り無料。

おそらく必要になるであろう利用明細印刷用プリンターは、HPを見たところ2万円ほどから推奨品が紹介されています。
厳密には、iPadやiphoneの機種代金や通信料金が必要でしょうが、既に所有していれば不要ですし、通信代もたかが知れています。

これなら、利用者が少なくカード決済用端末を設置するのに躊躇する小規模店舗や個人事業主でも導入しやすいですし、それこそ出張してマッサージやネイルをしたり、屋外でスポーツなど何らかの指導をする場合でもクレカ決済を導入できます。
何とも画期的なサービスですね。

多岐に渡る導入事例とビジネス展開

エアペイHPにはいろいろな導入事例が掲載されています。

いくつか興味深い事例がありますが、
客単価が高くなる
所持現金額を気にしなくなるからでょう。
スキミング対策
店の奥に消えることなく客の目の前でカードリーダーにセットしますから、スキミングしようがなく客に不安感を与えません。
在宅医療に対応
そもそも診療所などに出向くことが困難で在宅医療を受けているのであり、ニーズは大きいでしょう。
介護者なども現金を用意する手間が省けます。
外国人観光客対策
外国人観光客が多い地域では、クレカに対応していないとビジネスチャンスを逸する可能性が高くなります。

おもしろいですね~
電話回線・光回線のみでは実現が難しかったサービスも、モバイル回線を活用することで可能になるなど、技術の進歩に感心させられます。
何より、導入・運営・決済手数料が無料もしくは安価で、小規模な個人事業主に恩恵が大きいのがいい!

今回の新しいクレカ決済システムに限らず、ビジネスチャンスを広げる新たなサービスがどんどん出現すると、私たちの生活もより便利に楽しくなりそうです。

追記

2018年6月に石垣島周辺を旅行してきました。
その際、本件エアペイかどうかは不明ながら、iPadがレジ代わりで且つiPadに接続した端末を使いクレカ決済も可能な店舗がとても多くありました。
おじいちゃん・おばあちゃんまでもがiPadを使いこなしています。

沖縄は外国人観光客が急増しているのでニーズも高いようですね。

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