20年以上加入したがん保険を解約
私はがん家系の人間
私の家系はがんを発症する可能性が高いようです。
それは父方・母方双方共に。
小さい頃から親戚がガンにかかるのを多く見てきたこともあり、将来的にがんにかかる可能性は他の人よりも高いと感じていました。
殆どの場合がんは遺伝的な要因よりも後天的な要因が大きく作用するらしいものの、大勢いる祖父の兄弟が全員がんを発症したと知った後は結構身震いしたものです。
そんなこともあり私は社会人になった際にがん保険に加入。
発症は防げなくとも、いざ発症したら金銭的なサポートを受けるためです。
しかし幸運にも現在までがんは発症していません。
ここにきていろいろと検討した結果、がん保険を解約することにしました。
がん保険を解約した理由
理由は、
①保険とは本来、許容できる金銭的リスクに対して保有資産が少ない場合に効果を発揮するもの。
しかし現在は高額療養費制度が充実しており、負担額に上限があり且つ治療に耐えられる程度の財産は有していること。
②今後支払う保険料と受け取る保険金を勘案すると、例えがんにかかり入院しても、入院日数が減少傾向にある中では保険料に見合った保険金を受け取れない可能性が高いこと。
③通院に伴う保険金も入院日数が少ないと受け取れない契約だったこと。
④終身契約なので保険料の支払いが一生続く中、もしもの時に受け取る保険金は一定年齢に達すると減額される契約だったこと。
など。
解約手続き
解約したがん保険は超有名なアヒルがトレードマークのがん保険です。
電話で解約申し出
昨年分の生命保険料控除を活用するので、年が明けるのを待っていました。
(⇒解約してもその年の生命保険料控除は適用されます。勘違いしてました。)
まずは電話でコールセンターに解約を申し出ます。
本人確認の後に解約用書類を送ってもらうことになります。
電話をして3日ほどで解約書類が届きます。
予め保険証券番号等は印刷されており、氏名と日付・解約返戻金入金口座等を記入。
あとは本人確認資料をコピーし添付するだけ。
保険証券も印鑑の押印も不要。
郵便ポストに投函後、5日ほどで解約返戻金が振り込まれました。
速っ!
結局最初に電話してから10日も経たずに解約手続きが完了。
解約返戻金
20年以上払い込んできましたが、何と返戻金としてその内の半分近くが戻ってきました。
加えて、これまで20年以上生命保険料控除を利用して所得税・住民税が還付されていたので、ざっと計算したところ払い込んだ保険料の内で8割ほどが戻ってきたことになります。
長いデフレ期間を勘案すれば、実質的な金額もそう変わらないはず。
がんにかかった際のいくらかの金銭的備えが、支払ってきた保険料の2割ほどで20年以上も賄われていたのです(若いうちから加入したおかげでしょうか)。
これには驚きました。
税金還付を含めることに異論があるかもしれませんが、出たり入ったりする自分の懐を基準にすれば私としては同じ、且つ十分に納得できる金額です。
がん発症に備えたお金が戻ってきたのですから、将来がんやその他の病気にかかった際の治療費のためにしっかりと運用していこうと思います。
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