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喪がない天皇退位・元号変更は景気にプラス~途切れない消費意欲

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大発会のモーサテは株式ストラテジストだらけ

昨日の朝に放送されたテレ東モーサテでは、各社の株式ストラテジストが勢揃いして今年の株価推移予想をしていました。
今年の予想が大きく外れたら、年末の懺悔番組に出演かもとの脅しもありましたが…
ちなみに昨年末の懺悔番組に出演していた投資家サイド(バイサイド)のストラテジストは今回出席していませんでした。
結構好きなんですけど…

基本的に証券会社(セルサイド)の株式ストラテジストは相場にブル(強気)。
なぜなら自社で買ってもらわないと商売あがったりだから。
一方で投資家サイドのストラテジストにしがらみは無し。
給料はセルサイドストラテジストの方が圧倒的に高いですけど。
株式でも債券でも為替でも。

天皇の喪に関する考察

番組の中で一人のネット系証券のストラテジストが、来年に実施される現天皇の退位と新天皇の即位に言及していました。

内容としては、

喪に服する期間無しに退位と即位が実施されると、人々の高揚感が高まり景気にとって有益

とのことでした。

その通りでしょう。
喪に服すると短ければ半年、長ければ1年以上消費が停滞します。
昭和天皇の時は病気で入院したことで前倒し的に消費も一部控えられました。
当時はバブルが最高潮に盛り上がっていた時なので耐えられたのでしょうが…
昭和天皇が入院した際、自動車のCMで出演歌手による「お元気ですか~」というセリフが口パクになったことが思い出されます。

タイ前国王の際は実際に景気の下押し圧力につながりました。
タイと同様に日本の天皇に関しても、生前退位が実施されなければ同等かそれ以上の悪影響が出る可能性がありました。
もちろん上皇になっていても逝去の際は喪に服し消費に下押し圧力がかかるでしょう。
それでも既に新天皇が即位しているので、影響は少しは抑えることが出来るかもしれません。

一日本人としては退位後も出来るだけ元気に長生きしてほしいのですが、一人の人間の寿命が景気に影響を及ぼすことも、その影響を心配しなくてはならないこともあるのですね。