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ソリトン(3040)の立会外分売に安易に飛びついて大損を食らう大失態

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株式の立会外分売とは

買いたい銘柄を安く買うチャンスの立会外分売だが

立会外分売とはその名の通り立会時間(取引時間)外に株式が売却されること。

特徴は、
終値から数%割り引かれた株価で売却される
買付手数料は無料
売り手は大株主
です。

ぱっと見でお得

そもそもなぜこんなことを行うかと言えば、
不特定多数に小ロットずつ保有してもらい株主数を増やす。
浮動株を増やして流動性を増やす。
大口の売りで株価を大きく下げることなく、大量の株式を売る。
などの目的があります。

一種の嵌め込みともいえる

株主数や流動性に関しては、より上位の取引所や東証2部から1部への指定替えの際に、株主数や売買高の基準があるため。
また、大量の株式を場中に売却すれば自分の売りで株価を大きく下げる可能性が高くなる一方、そうした動きを防ぐことが出来ます。
直近株価よりも割り引くのはいわゆる餌ですね。
うま味を与えて注目してもらうためです。

立会外分売に飛びついて失敗した

実は以前から狙っていた銘柄があり、たまたまその銘柄が立会外分売されたので応募したものの外れ。
但しその後株価が調整し分売価格を下回ったので安いところで拾ってみたところ、現在は分売価格も上回り堅調に推移しています。

そこで2匹目のどじょう狙いで特に注目していたわけではないものの、たまたま見つけた立会外分売に参加したところ当選したので買い付け。
それが、ソリトンシステムズ(3040)。

聞いたことないけど…

セキュリティ対策ソフトとシステム構築を主力とし、一応確認したところ業績も順調に拡大していたので応募しました。
11月末のことです。
1,200円レベルから2,000円超えまでという、11月に入ってからの株価の上昇スピードが気になりましたが…

結局分売実施前日の高値を一切回復することなくじり安推移で、下げ幅は15%を超えました…
以前からちゃんと調査して買う水準を狙っていたならともかく、それまで気にもせず値動きもウオッチしていないのに、安易に数%ディスカウントで買えるからという理由だけで飛びついた結果です…
アホです…

神風が吹いたが欲張った…

しかし神風が吹きました。
12/20の日経新聞朝刊で2020年12月期に売上を4割増に、連結営業利益を2倍強に、それぞれ引き上げる計画と報じられたのです。
株価は買い気配で始まり大幅に高寄りした後も上げ幅を拡大、上昇率は一時20%を超え分売価格も上回りました。
しかしあまりの値動きの激しさに尻込みしていると失速です…
綺麗な上髭を付けました…
ちなみに昨日12/21も大幅安です…
再び分売価格を下回ってしまいました…

何をやっていたのか…

多少安く買えるとしても、本当に買いたい銘柄かどうかちゃんと吟味しないといけませんね。

ユニーク株主優待

12/20にソリトンはユニークな株主優待制度を発表しています。
12/末株主に対し、普段使うメールアドレスとパスワードがサイバー空間に漏洩しているかどうかを調査してくれるというものです。
法人向けサービスでは既に有料でありますが、個人向けでは初めてです。
スパムも多いし、試してみようかな?
月末までに売らなかったら…