複利効果の偉大さ
複利効果を数値で実感する
投資によって受け取った配当や預金利息などは、そのまま使ってしまえばそこからは何も果実は生まれません。
敢えて言えば買い物や食事等による満足感でしょうか。
但し、受け取った配当等を再投資に回せば新たな果実を生みます。
配当金等が元本に加わりその新元本が新果実を生みます。
果実が果実を生んでくれるのです。
これが複利効果。
元の収益率が高ければ高いほど効果は絶大です。

雪だるま式に結えるよ
例えば、
①10年間運用
②期待収益率をそれぞれ年率で1%、3%、5%とすると
③10年後の金額はそれぞれ110.46%、134.39%、162.89%
となります。
これが20年後となればそれぞれ122.02%、180.61%、265.33%となります。
期待収益率が高ければ高いほど、運用期間が長ければ長いほど複利効果が大きく、単利との格差も拡大することがわかります。
ExcelのPOWER関数を利用して計算
この計算はExcel等があれば簡単にできます。
数式はPOWER関数を利用。
POWER(期待収益率,年数)です。
例えば年率3%で10年間の複利運用であれば
=POWER(1.03,10)
とセルに入力してあげれば「1.3439」と計算してくれます。
長期投資をするうえで想定利回りを計算する際に使えるので、覚えておくと便利。
投信の最低購入額引き下げで再投資しやすくなった
本来は投資により得られた収益を同じ商品に再投資するのがスジなのですが、例えば個別株式への投資の場合は投資額が少ないと当然受け取る配当も少なくなります。
受取配当金だけでは同じ銘柄に再投資できません…
そこで投信の登場。
SBI証券などは100円から投資できるようになり、少額の利息や配当金でも投資が可能になりました。
もともと投信は「分配金を再投資する」に設定にしておけば運用益を同じ商品に再投資してくれて便利です。

そこで、私は個別株で得た配当金や預金利息などの少額の果実を全て投信で再投資するようにしています。
配当などを生活費の一部に充当しているならばそのまま使うのでしょうが、幸いにして私の場合は日々の取引で何とか生活できていることに加え、元々預金が保有資産の中で多くを占めているため、入ってくるお金は淡々とリスク性資産に振り向けています。

既にルーティン化してるよ
不労所得といえばその通りでしょうが、何とかお金に働いてもらい保有資産の増加に寄与してくれることを願っています。
ちなみに、こうした資金の投資先は先進国株のインデックス投信です。