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REIT相場反発は本物なのか?~海外投資家が買っている?

REIT指数が急反発した

堅調に推移する国内外株を尻目に軟調推移の継続している国内REITですが、前週末にかけ急反発しています。
当ブログでは度々REITを話題にしてきました。

REITの最大の売り手は海外投資家でなく実は投信だった
REIT相場の下落が止まらない。売りを主導しているのは投信。金融庁の強い指導で金融機関が販売を手控えており、資金流出が止まらず換金売りが膨らんでいる。毎月分配型投信は配当原資確保のため、比較的利回りの高いREITを大量に組み込んでいる。

そうした中、前週末2日間で急反発しました(これまでの下げに比べれば大したことないですけど…)。
下記グラフは昨年末の水準を1としたTOPIX、REIT指数、NBF(8951)の推移です。
代表的な銘柄であるNBF(8951)は2日間で4%以上の上昇です。
graph

REIT相場急反発の理由

海外投資家が大きく買い

これまでの下げの大きな要因である投信の売りはなかなか収まる気配がありません。
しかし実は同じく売ってきていた海外投資家が9月、10月と買い越しに転じています。

2か月連続で買い越したのはマイナス金利導入直後の2016年2月~4月以来で、2016年4月にはREIT指数も1,900ポイントを超えていました(11/17は1,650.45)…
海外投資家による売りが一巡している可能性があります。

また通常2、5、8、11月の半ばにかけ、四半期ごとのファンドによる解約対応売りが膨らむことがあるので、解約対応売りを消化しそういった重石も外れたのかもしれません。

投信は引き続き売り越し中

尤もこのまま回復基調を辿るかは不透明。
投信による売りが収まる気配がみられず銀行勢も2か月連続で売り越し中であり、あくまで売られ過ぎ感からの拾う動きの可能性が高いのではないでしょうか?
落ちては来ませんでしたが、私も8951・8952といった代表的銘柄が節目の50万円に接近したら、割安感から小ロットで拾うことを検討していました。

寄り前に発表される外資系証券会社による売り越し・買い越し業種で、ここ数日REITが連続して買い越しとなっていたことから、買いの主体は海外投資家と考えられます。
下値で買うことはできませんでしたが、足の長い投資家であることを願います。