東芝増資検討との報道
先ほど日経ネットを見たら、
東芝、6,000億円規模の資本増強を検討
との記事。
年度末までに半導体事業の売却と債務超過からの脱却が完了せず上場廃止となるリスクを減らすため、海外を中心とした投資家に割り当てる第三者割当増資などの複数案を検討中の様。
でも、それで債務超過回避できるならそもそも半導体事業を売る必要あるのかな?
直近の中間決算もその半導体事業のおかげで営業利益ベースが過去最高益だったのに…
保有していれば今後も稼ぎまくりになる可能性もあるのに…

ごく当たり前の疑問だよね
抜け殻の東芝に未来はあるのか?
増資で希薄化して海外中心の投資家に議決権を多く握られたら、その後に半導体事業売らされて売却益の多くを新株主たちにうまく持ち逃げされる可能性が高いかも…
結局既存株主は半導体事業の売却益も満足に得られず、抜け殻東芝の株主になるのかな?
融資している主力行も一旦は債務者区分を正常先に引き上げても、その後は儲ける手段も売却可能な優良資産もない抜け殻東芝の面倒を見る羽目になる予感が…

その場しのぎの増資…
ちなみに債務者区分を「破綻の可能性が高い」とする破綻懸念先に一部地銀が分類した記事も投稿しています。

東芝の債務者格付けを破綻懸念先に分類した地銀が出現
東芝の債務者格付けを要管理先に引き下げた三菱UFJに続き、さらにその下の破綻懸念先に分類した地銀が出現。破綻懸念先の定義は破綻の可能性が高いであり衝撃的。与信のメイン寄せも発生しており、東芝メモリ売却動向から目が離せない。
ご興味がある方は覗いてみてください。
債務者区分の詳細を分かり易くしたマトリクスも載せています。