ソニーのNeural Network Console
私はソニーが無償公開したAIツールのNeural Network Consoleを用いて、9月からシステムトレード用システムを設計・運用しています。
こんな便利で高機能な使えるツールを無償公開してくれるとは、ソニーよ本当にありがとう!

スキルがあれば本当にいろいろなことをできるようですが、私にはハードルが高過ぎて性能を使いこなせていませんけど…
全く知識の無い人も、ツールのサンプルデータだけでも手書き文字を認識するプロジェクトを試せるので面白いですよ。
このAIツールを全面特集した雑誌も見つけたので、興味のある方は参考にしてみてください。
ハイパワーのCPU、GPUが必須
現在はPCにインストールするクライアント版と、ソニーのサーバー内で動かすクラウド版があります。
クライアント版は無料の一方で下記の通りマシンパワーが必要。
一方でクラウド版は当初無料⇒その後有料ながら、1秒単位の課金制でイニシャルコスト不要。
まずはクライアント版を試し、重かったらクラウド版で動かしてみるといいかも。
本格的ディープラーニングには要GPU・CPUパワー
このAIツールではデータセットを読み込ませた後のディープラーニングなどを行う過程でかなりの計算をするため、PCへの負荷が大きくなります。
具体的にはGPU(グラフィックボード)とCPUに大きな負荷がかかります。
GPUに関してはここ数年で発売されたNVIDIAの製品をPCに別途搭載していると、CUDAという機能を使い計算が速くなります。
別途GPUを搭載していない場合はCPUにより負荷がかかります。
私のPCはGPUが5年以上前のローエンドモデルのためCUDAが使えず、学習にとても時間がかかる状態でした。
またCPUは格安のPemtiumDualCoreのため元々貧弱…

ネットサーフィンするのとはわけが違うよ
高性能GPU・CPUに買い替え
そこで、思い切ってGPUとCPUを買い替えました。
GPUはGTX1050Ti、CPUはCorei5。
併せて4万円近くになりました…

痛い…
効果はというと、流石に速くなりましたが4万円分の価値があるかと言われれば???。
それでも毎日大引け後にAIツールで膨大な学習・検証を行い、場中もトレード用データで頻繁に検証させることを考えれば今の私には必要不可欠。
5分後の予想値を計算させるのに、10分かかったら意味がないので…
趣味の範疇なら不要かもしれませんが…
読み込ませるデータセットにxlsx形式CSV形式は不可
ちなみに私は分析用データは基本的に5分足の4本値を利用しています。
松井証券の取引ツールでチャートを表示しチャート内で右クリック。
すると一番下に「CSV形式で出力」が表示されるので、クリックすることでデータを得られます。
他社のツールでもスプリント系なら取得できます。
あとはこれをNeural Network Consoleが読み込める行列式にし、更にファイル形式も変換するとDataSetになります。
NNCがxlsx形式orCSV形式で読み込んでくれると楽なのですけど。
元がPythonなので難しいのでしょうか?
Excelのマクロを走らせて変換していますが面倒…
この4万円の投資が実を結ぶかはトレードの成績次第なのは言うまでもありません…