株式投資すべき時期が一目瞭然のマトリクス~景気・相場の居所と方向性

景気・相場がどのステージにあるかを認識

株式相場にベットする投資家にとって、現在の景気や相場の居所がどういう状態にあるかを認識することはとても重要です。
相場が上昇するステージで売り向かうことや、相場が崩壊の危機にあるステージで買いを膨らませることは、大切な財産を失うことにつながりかねません。

景気・相場の居所マトリクス

今週初めのテレ東モーサテに出演していたヘッジファンド運営者が解説に使っていたマトリクスが、非常に分かり易かったのでご紹介します。
ここでの相場は株式相場を想定しています。

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景気低迷(後退)期

景気低迷期には景気を刺激するため中央銀行が利下げを行います。
直ぐに劇的な効果を上げることは稀で、辛抱強く金融緩和を続けることになります。
但し、景気底打ちを前に潤沢になった流動性が株式市場に流入しはじめ、株価が先に底打ちします。

景気回復期

景気が回復基調になっても、腰折れさせない為に金融緩和政策が継続されます。
一層潤沢になった流動性が株式市場に流入し、株価は上昇に転じます。

成長期

成長が軌道に乗り金融緩和は終了しますが、利上げにはまだ時間がかかります。
一方で、潤沢な流動性と堅調な企業業績を受け株価は上昇トレンドを維持します。

景気の山

中央銀行が景気の過熱・インフレ防止のため、継続的に利上げを実施し景気は天井を打ちますが、引き続き企業業績は好調で株価も上昇を続けます。

景気減速期

中央銀行による利上げ局面が終了しますが、金融市場では薄くなった利幅に大量の資金を投入し収益を得ようとするなど、リスク量に鈍感となっていきます。
資金流入が継続する限り株式相場は上昇を続けます。
しかし、成長の実態に乏しいため割高感が増大しバブル化します。

バブルの崩壊

資金流入が止まり相場は崩壊します。
資金の逆流が発生し実体経済も急速に悪化します。

暴落発生周期

番組の解説でも話題になった通り、ここ数十年の間におよそ10年周期で暴落が発生しています。
1987年のブラックマンデー、1996~7年のアジア危機とその後のロシア危機、2007年のサブプライム危機と翌年のリーマンブラザース破綻、です。

煽る意図は全くありませんが、世界景気・株価共に堅調な中での備えも必要です。
特に、経済成長率が低い中で薄い利幅に大量の資金を投入し絶対額を取りに行く手法が蔓延すると、危険度が高まったと言えるかもしれません。
また、長期金利が短期金利を下回る逆イールドの発生も目途に。

毎回教科書的に進行するわけではありませんが、マトリクスを用い景気と相場がどのステージにあるのか冷静に分析することも重要と考えます。
投資のご参考になれば幸いです。