特徴ある経営のスルガ銀行
スルガ銀行は静岡県東部の沼津市に本店を置く地方銀行。
実は静岡県には他にも静岡銀行、清水銀行、静岡中央銀行と地方銀行が3つもありスルガ銀行を加えると4つ、更には信金も多く全国でも珍しいほどの地域金融機関激戦県。

静岡は金融先進県なのか?~金融激戦区であることは確か
静岡県は県内に4行も地銀を抱えるなど、金融激戦区の県。それだけに特徴を出そうと、個人取引に特化したり、ネット証券と提携したりと工夫を続けている。競い合うサービスを享受できる静岡県人は幸せなのかも。
そのため上記投稿でも紹介した通り、各行で特色ある経営がなされています。
なかでもスルガ銀行は個人向けに特化し高い収益率を誇り、行員の給与水準も地銀トップクラスとなっています。
⇒かぼちゃの馬車事件表面化で厳しい状況に追い込まれていますが…
スルガ銀行がiDeCoの手数料を有料化
個人取引に特化していることもあり、スルガ銀行はiDeCoにも早くから取り組んでいたことに加え手数料水準が最も低い部類でした。
加入者や運用資産残高50万円以上の運用指図者については制度上最低限の手数料を徴収するものの、他運営機関と違い自社分手数料は無料でした。
これは完全無料化する前のSBI証券と並んで最低水準だったのです。
しかし調べたところ2017年6月5日のリリースで値上げがアナウンスされていました。
10/2受付以降の新手数料は、加入者・運用指図者問わず一律で月額270円。
但し既加入者は従来通り無料です。
対象者拡大措置を受け、みずほ銀行や大和証券などが手数料を値下げする動きとは逆で値上げ。
あまり儲からずに費用が嵩んでいるのでしょうか…
採用している運用商品を見ても低信託報酬型投信は見当たらず、費用を抑えてインデックス運用をしていくことも難しそうです。
商品・サービス特性からいって簡単に取り扱いをやめることや他社に譲渡することが難しく、苦肉の策に打って出たのかもしれませんが残念…
追記
スルガ銀行はかぼちゃの馬車事件で窮地に陥っています。
この先どうなるのか…