投信によるREIT売り越しが高水準で継続中

投信はREITを5か月連続で売り越し中

年初来のじり安相場がやっと落ち着いたと思ったら、ここにきてまたもや雲行きの怪しいREIT相場です。
9/11の投稿では「意外に底堅い動き」と紹介したばかりなのに…
今週に入り急反発するTOPIXなどを尻目に再度下値を試すような…

REIT

そうした中、9/12に東証が公表した投資家別売買状況で投信が4月から5か月連続で売り越していることが確認されました。
金融庁が毎月分配型投信を目の敵にし販売戦略に影響を及ぼし始めたこと、毎月分配型投信がREITを大量に保有していること、そしてその動向が注目され始めたのが4~5月でしたので合致します。

注意点として、上記の数字には新規公開や投資口追加発行に伴う資金流入は含んでいません(特に個人は引き受けてすぐ売る傾向があります。)。
そのため、実際は上記の数字ほどに売り越しているわけではありませんが、それでも4月以降の投信による売り越し傾向は見て取れます。

最大の買い越し業態はその他金融機関

上記の表で面白いのは、コンスタントに買い越して、そして最大の買い手になっている「その他金融機関」です。
都銀・地銀・信託銀行などは除かれ、信金・信組・農林系・共済・政府系などが該当します。

地域金融機関や農林系などは、融資先とその資金需要に乏しく預貸率が低水準のため、利回り確保と余資潰しのために買っていると考えられます。

REIT

上記グラフをご覧ください。
これは、昨年末の水準を100とした場合の指数グラフです。
REITは緑色になります。

7月に下値を付けた後になんとか踏みとどまったのですが、まだまだ戻り切れていません。
8月は上記表でいえば、銀行・その他金融を除き全員売り参入の動きが見て取れます。

日銀による異次元金融緩和・マイナイス金利政策の下で数少ない高利回り商品ですが、目先・先行きともに神経質な展開が想定されます。

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