会社がOBの面倒を見続ける愚
毎日のように掲載される社葬案内広告
新聞の社会面下端を見ると毎日のように掲載されているものがあります。
「企業の(元)相談役、(元)顧問の方の社葬、お別れの会実施」の広告。
葬儀委員長は現在の社長や会長など。
場所はホテルや大きな斎場など。
送り出される方たちは、現役を退いてどのくらい経っているのでしょう?
会社それも他人資本が入っている上場企業が、OBのお別れ会などやる必要があるのでしょうかね?
非上場企業の(元)オーナーならわかります。
一族が株主ですし(元)オーナーが会社そのものですから。
現役を退けば会社が面倒みる必要はない
しかし上場企業は仲良しクラブではありません。
会社の経費を使ってお別れ会などやる必要は無し。
そのお金は株主のものであって本来は配当や投資に充当するもの。
現役時代の功績に報いるなら、役員報酬・役員退職慰労金で報いればいいはず。
結局はここでも顧問制度・相談役制度に行きつくのでしょう。
元社長などの有力OBに肩書を与えて経費を使い、一生というか他界後も面倒を見るという…
下記投稿でも紹介しています。

幸いにして最近は顧問・相談役制度を見直そうという機運が高まっています。
現役の社員・役員たちは、顧問・相談役制度など無くしてしまいたいはずです。
脱会社人間のススメ
役員を退いても現役社長たちを「○○君」などと呼び、元部下を小間使いのようにする時代は終わりました。

カッコ悪いよね
会社員・役員を辞めたら何も残っていない、何もすることがない、何をしていいのかわからない、話す・遊ぶ相手がいない、などという寂しいリタイア後の人生を送ることがないよう、現役時代を過ごしてみたらどうでしょう。
ちょっと気が向いた時にでも会社が関与しないOB会に参加すればいいでしょう。
現役の社員・役員に迷惑をかけることが無いように。
そういえば、潰れかけている東芝には一体何人の(元)(名誉)顧問がいるのでしょうか?
こういう非常事態下でも全廃できなければもう再生は無理でしょう…