一般サラリーマンは住宅をなかなか買えない
アベノミクス以降、外国人投資家による爆買いや相続税課税強化への備え特需などもあり、都心部を中心とした不動産価格が上昇。
一方で一部大企業の従業員などを除き賃金の伸びが追い付かず、また株式相場上昇の恩恵を十分に受けられなかった層も多く、その結果マイホームを購入するハードルが上がっています。
首都圏でミニ戸建て住宅が売れている
ミニ戸建てとは
そうした中で都内を中心に小さな敷地に建設した戸建住宅、いわゆるミニ戸建てを購入する人が増えています。
ミニ戸建ての定義はいろいろありますが、敷地面積で20坪以下・2階もしくは3階建ての一戸建て住宅を指すケースが多いようです。
相続などに伴い売りに出された土地をディベロッパーが買い、分割したうえで上物を建て販売する形態(例えば、100坪の土地を5分割)。
都内はもちろん神奈川県、千葉県でもよく目にするようになりました。
9/19の日経新聞朝刊にも掲載されていましたが、ミニ戸建てを得意とするオープンハウスの業績も好調のようです。
オープンハウス株式には株主優待があり私も3月末にクオカードをゲット。
ミニ戸建て住宅の損得
メリットはズバリ価格。
記事によれば5,000万円台~6,000万円台程度で高止まりする都内の新築マンションに対し、オープンハウスによるミニ戸建ての中心価格は4,400万円程度。
戸建てですからペットの飼育、建物の修繕・建て替えなども自由。
一方で敷地が狭く隣地との隙間も狭いため騒音や匂いなどの問題が発生しやすいこと、敷地が細長い形状になるなど使い勝手が犠牲になること、などのデメリットも多いようです。
道路に2メートル以上接するという建築基準法をぎりぎりクリアし、狭い通路の奥に建築しているケースもあります。
マンションかミニ戸建てか
同じ予算ならミニ戸建てにしてより都心に近い場所に住むか、それとも多少都心から離れても住宅の広さを取るか。
もしくは中古住宅を選択するか。
悩みは尽きません…
私は暫く賃貸住宅、後に温泉地リゾートの戸建てに移住を夢見ています。
尤も地方ならミニ戸建てのような住宅はあり得ないでしょう。
私の実家の周りでも敷地が50坪以下の家は皆無です(どんだけの田舎?そもそもマンションなんて無いし…)。
しかし23区内では20坪の土地に3階建ての一戸建てが普通に4,000万円以上するのです…