金の密輸に同一機が国内線に乗り入れるというLCCの特徴が狙われた

Gold

金の密輸が相次いでいる

日本では、金を売買する際に消費税を上乗せした価格で取引されます。
そのため非課税の海外で買って密輸して日本で売れば、その間の価格変動や売り買いのスプレッドを別にして8%分の鞘抜きが出来ます。
普通の日本人をいわゆる運び屋に仕立てる事件も起きています。
絶対に手を貸してはいけませんよ!

LCCのビジネスモデルを使った密輸の手段

事件の詳細

こうした中、7月にローコストキャリア(LCC)バニラエアの機内で、トイレのパネルが壊されて中に金塊が隠されているのが発見されました。
当時ニューズで見て知ってはいたのですが、その狙いはとんでもないところにあったのです。

今朝の日経新聞朝刊によると、金塊が発見されたのは台湾発関空行のバニラエア。
そして、その機体はそのまま国内線として奄美大島に向かう予定だったのです。

国際線で関空に着き荷物(金塊)を持って日本に入国すれば、入管・税関を通ることになり発見される可能性があります。
しかし、金塊を機内に隠したまま関空の入管から一旦日本に入国し、同一人物もしくは別人が国内線扱いで同じ機体に搭乗、隠した金塊を機内で取り出し奄美大島で降りれば、今度は入管・税関もなくノーチェックで日本国内に持ち込めます。
こんなからくりがあったのです。

発送は素晴らしいけどね。
私のようなおじさんは思いつきません…

事件の背景

通常大手の航空会社では、国際線の機体は国際線だけで国内線の機体は国内線だけで使用します。
しかし、LCCの中には機体繰りの関係から同じ機体を使いまわす例があります。
LCCの社内事情に詳しければ、国際線で使った機体をいつどの国内線に使うかがわかるわけです。

これを防ぐためには、海外からの出国時の厳格なチェックしかありませんが、相手国のことだけに日本だけではどうにもなりません。
究極的には、他国と歩調を合わせ金の取引を非課税にしてしまうことですが、既に消費税込みで買った人への対応など難しい課題もあります。
それでも、例えば「2年後には消費税の対象から外す」という事前アナウンスをすれば、実施は十分に可能でしょう。

それにしても、こんな手法を考えつく素晴らしい頭脳を、もっと他の役立つことに使えないのでしょうか?

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