FXの証拠金倍率上限が10倍に引き下げられて資金効率が悪化する

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FXの証拠金倍率が来年から10倍に引き下げられる

昨日の日経電子版に続いて今朝の日経新聞朝刊一面にも掲載されていましたが、FX(為替証拠金取引)の証拠金倍率上限が現在の25倍から来年に10倍に引き下げられるようです。
2010年8月に現在の25倍に引き下げられて以来の変更になります。

FX証拠金倍率とは

FX取引では証拠金を積むことで為替取引を行います。
現在の25倍でいえば、10万円の証拠金を積めば250万円分のポジションを取ることが出来ます。

10倍の100万円で取引を開始した場合、ポジションの10%が毀損すると証拠金はゼロになる計算です。
尤も、その前の段階でアラートがかかり、強制ロスカットされるルールのFX業者が多いようです。

2010年8月までは規制がなく、中には500倍、1,000倍をうたう業者もありましたが、倍率を上げればそれだけリスクが高まり、直前の2010年5月のギリシャショックでは資金をあっという間に溶かした利用者もいたようです…

証拠金倍率引き下げの影響は?

外貨預金代わりに、数倍の倍率で取引している人には大きな影響はありません。
私もほぼ2倍で少額ながらポジションを保有しています。
銀行の外貨預金では、為替差益は雑所得の総合課税扱いになってしまうからです。

一方で、アクティブに売り買いをする人にとっては、資金効率が下がるため影響は甚大です。
一部報道では国内での年間取引額は5,000兆円に上り、その大半はアクティブな取引といわれています。

また、そこまで頻繁に売買しなくても高倍率でポジションを保有している人は、倍率引き下げに伴い追加で証拠金を積むかポジションの一部手仕舞いを迫られます。
いきなり倍率を引き下げれば影響は甚大なためある程度の準備期間を置くのでしょうが、基本的に円売りポジションが多いでしょうから、期限が迫るにつれ一時的な円高圧力が高まる可能性があり注意が必要です。

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