長生きするほど得なトンチン年金は本当にお得?~究極のトンチン年金は公的年金

トンチン年金

長生きするほどお得なトンチン年金保険

日本人の平均寿命は最新のデータで男性80.98歳、女性87.14歳で、それぞれ過去最高を更新しています。
老後に必要となる資金も多額になり、あまりにも長生きすると用意しておいた資金を食い潰いしてしまう可能性があり心配の種です。

トンチン年金登場

そうした中で8/29付日経新聞朝刊に、

太陽生命が長生きするほどお得な年金(トンチン年金)を売り出す

との記事が掲載されました。
「100歳時代年金」という商品のようで、同様の商品は日本生命や第一生命もそれぞれ、「グランエイジ」「ながいき物語」という商品名で発売しています。

そもそも「トンチン年金(保険)」というモノは、17世紀のイタリア人が考案したもので、保険料を一括で払込んだ内の生き残った人たちだけが運用益を得られ、満期まで生き残ると元本も得られるというものです。

日本のトンチン年金

日本の生保の商品は、
払込みは一括ではなく、毎月払込み。
満期は無く決めれられた年齢に達すると、年金方式で生存する限り受け取り続ける。
解約返戻金の払い戻し率は低く、年金受け取り開始前に中途解約すると確実に元本割れする。
年金受取前に他界した場合は、中途解約扱いになる。
年金受け取りに5年や10年保証が付く商品もあり、年金受け取り開始後なら他界しても遺族が一定額を受け取れる(それでも、元本割れ)。
生命保険料控除や年金保険料控除が使える(残枠があれば)。
といったところです。

なお、太陽生命の商品の一例では男性が50歳で契約し払込みを開始すると、70歳から年金を受け取り、払込額を取り戻すのは88歳。
同様に、第一生命の10年保証の付いた商品の一例では、払込額を取り戻すのは89歳。
第一生命の商品の場合、100歳まで生きれば払込額の160%を受け取り。

尤も、男性平均寿命が80歳そこそこというか、平均寿命は現在0歳の赤ちゃんのケースなので、現在40代のおっさんである私はそこまで達するのか…
私なら恐らく契約はしないで、自分で運用しながら食い潰していくと思います。

公的年金こそがトンチン年金

ちなみに、長生きすればするほどお得な年金は既にみんな入っています。
そう国民年金・厚生年金といった公的年金です。
更に、この公的年金には遺族年金や障害年金といった生保の商品も含まれています。
年金受取前、もしくは受取開始後まもなくこの世を去れば本人は確実に払い損ですが…

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