REITのパフォーマンスが悪化中
REITの酷いパフォーマンス
度々投稿しているREIT相場ですが、昨日の下げも酷いものでした(前日比▼1.279%、昨年末比▼12.3%)。
当然日銀によるPKOが入りましたがそれでも引けポイでした…
下記グラフは恒例の昨年末を1とした場合の水準。
今回は日経225、REIT指数、時価総額最大の代表銘柄日本ビルファンド(8951)です。
北朝鮮危機の一服、フランス大統領選懸念後退で切り返してきた日経225と比較し、REIT・ビルファンドともに酷いパフォーマンス…
特に個別銘柄で時価総額が最大のビルファンドの下げが5月以降目立っています。

要因はいろいろあるのでしょうが、上記投稿内でご紹介している地銀による主力銘柄売り・インデックス買いや、それを見越した仕掛け的な売りも寄与しているのでしょう。
ビルファンド以外にもジャパンリアル(8952)など、時価総額大・高格付の銘柄にアンダーパフォームが目立ちます。
現状はどうなのか?
世界的に金融政策が引き締め方向に向かう中では不動産株に逆風、且つ資金調達コスト上昇で利回りにも悪影響が出ることから、海外勢によるグローバルな換金売りへの警戒感も強いものとなっています。
金融庁が目の敵にする毎月分配型ファンドからの資金流出も痛手。
こうなると水準感で拾うのは危険になってきました。
マイナス金利、イールドカーブコントロール下の日本では十分な利回りにも見えますが、売買シェアで半分を占める海外勢が継続的に売りに回ればひとたまりもありません。
REIT相場が本格反発する条件
前回の投稿でも書きましたが本格的な反発にはFEDによる景気回復シナリオが狂い、引き締め政策が中断されることが条件になると考えます。
私が極々少額ながらiDeCoで積み立てているREITインデックスファンドも当然マイナス圏に沈んでいます…
2ちゃんねるのREIT板も悲鳴と冷やかしが目立ちます…